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第2回バイオサイエンスグランプリ最終選考会速報!

バイオ・ヘルスケア分野の第2回バイオサイエンスグランプリ

2015年9月26日(土)に、日本橋ライフサイエンスハブ で最終選考会が開催しました。最終選考会では、企業賞4つと最優秀賞1つが決定しました。
第2回バイオサイエンスグランプリ

最優秀賞:Arrowsmith 安藤弘樹
テーマ名:人工ファージで世界を救う

デザインされた宿主特異性を持ち、ピンポイントで標的細菌を殺すことができる人工ウイルス(バクテリオファージ)を、オーダーメイドで創出します。人工バクテリオファージを用いた薬剤耐性細菌感染症の予防・治療やヒト細菌叢の編集(microbiome engineering)といったオーダーメイド医療の実現を目指します。本技術は、院内感染の予防、食肉加工場における食中毒菌の除菌、家畜に対する細菌感染症の予防・治療などにも応用できます。

審査員長からのコメント

アメリカからバイオサイエンスグランプリのためにわざわざプレゼンテーションしに来てくれました。まず、自分がずっと研究してきたことを絶対に事業化したい、研究のままで終わらせたくないという熱いパッションと、やるならば日本で会社を立ち上げたいという、TECH PLANTERの趣旨に合致した思いがあったためです。また、実現可能性に関しては非常に難しい部分があるので、TECH PLANTERのチームでサポートし、世界初の人工ファージ技術が世の中に出せることを期待しています。実現可能性が難しいからこそやっていける案件なのではと審査員で一致した。ここからが、スタートラインなので、会社を作り、ビジネスを作っていければと思います。

受賞チームからのコメント

安藤さん:ありがとうございます。まだ信じられなくて頭がボーッとしています。丸さんがおっしゃったように、応募にあたって申請書に自分が学生の頃から2つのことを思い続けてきたということを書きました。ひとつは人工ファージを事業化したい、もうひとつは日本で事業化したいということ。いま2つが混じって、違うものになってきているような印象を持っている。これからもご支援いただければと思います。

北尾 安藤は最初のポスドク時代に結核菌の薬剤耐性メカニズム、自分は緑膿菌の薬剤耐性獲得メカニズムを研究し、薬剤耐性の課題の大きさを認識しました。今回、受賞するにせよしないにせよこの問題に取り組んで行きたいと思っていたので、これからもご支援お願いします。

企業賞

JT賞

Vivo Diagnostics, Kevin Koh
World’s first saliva-based rapid test kit for Hand, Foot and Mouth Disease/世界初、唾液を用いた手足口病迅速診断キット

ロート賞

オリゴジェン(OligoGen), 城戸常雄
新規ヒト神経幹細胞を用いた中枢神経疾患に対する再生医療製品の開発及び同細胞を用いた創薬の事業化

日本ユニシス賞

株式会社アラヤ・ブレイン・イメージング, 金井良太
脳画像解析技術を応用した病症診断および個人の特性分析及び意識を持った人工知能の開発

ユーグレナ賞

株式会社Rhelixa, 仲木竜
エピゲノムを読み解き、あらゆる人が分子レベルで生体機能を管理できる社会の実現

以上になります。

また、詳細レポートは後日シェアいたします。

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