2016年10月2日、熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムが運営する、創業支援プログラム「熊本テックプランター」では、起業をめざす方やベンチャーを対象とした「リアルテックスクール集中セミナー」を開催いたしました。本講座以降も、県内のベンチャーを対象に、合計7回のセミナーを予定しています。
当日は、ベンチャー企業や起業を目指すチーム・個人、彼らを支援しようとする方々総勢26名がご参加いただきました。基調講演および県内の創業支援機関による講演のほか、創業を想定した具体的な質問や、講師および参加者同士の活発な交流が見られました。
第一部では、株式会社リバネス投資育成研究センターのセンター長の篠沢より、「ベンチャー企業の伴走者はどこにいる?」と題して、起業をめざす方やベンチャーに必要とされるマインドや重要なスキルについてお話しました。
第二部では、実際に熊本県内にて創業支援を行っている4つの機関にお話をいただき、創業を目指す場合、どのような支援が活用できけいるのかお伝えしました。
1人目として、熊本大学イノベーション推進機構の緒方智成准教授からは、大学における技術開発や知財の扱い方について解説していただきました。
次に、肥後銀行地域振興部地方創生戦略室の吉本健一郎調査役代理からは、県内で活用できる創業支援にかかわる制度融資についてご説明いただきました。
3人目として、中小機構九州 くまもと大学連携インキュベータの堀義親チーフ・インキュベーションマネージャーよりは、南熊本にあるインキュベーション施設である「くまもと大学連携インキュベータ」についてお話いただきました。
最後に、一般財団法人熊本県起業化支援センターの松下昭二専務理事からは、投資についての手続きや、これまで支援してきたベンチャーからみられる成功の秘訣についてお話いただきました。
セミナーの中では、「どのようにすれば大学と共同研究ができるのか?」や「融資や投資はどのような手続きでどのくらいの期間で決定されるのか?」「具体的な施設の家賃は?」など、具体的な質問が多く寄せられました。また、セミナー後も名刺交換される姿が多くみられ、マッチングの場としても大いに活用していただくことができました。
2016年度後期プログラムでは、熊本テックプラングランプリにて発掘したチームおよび来年度チャレンジを考えているチームの育成を進めてまいります。株式会社リバネスが熊本に事業所を開設してメンタリング体制を強化し、ベンチャー向けの勉強会や交流会などのプログラムを通じて、事業化をさらに加速化してまいります。
その一つであるリアルテックスクールは、起業家、駆け出しベンチャー企業を対象に、ベンチャー企業の経営にとって必要な知識として、起業のやり方や、資金調達、知財や法務など企業を経営する上で重要な項目を伝える知ることができるセミナーです。熊本ではインターネットを通じて受講します。ぜひご興味のある方はご参加ください。
リアルテックスクール
日時:10月5日(水)~11月30日(水)18時~20時
場所:熊本大学大江地区 薬学部第1講義室
10月5日(水) 18時~20時 ①会社設立とシードアクセラレータ
10月12日(水) 18時~20時 ②融資による調達
10月19日(水) 18時~20時 ③VCからの資金調達
11月9日(水) 18時~20時 ④スタートアップのための法務
11月16日(水) 18時~20時 ⑤スタートアップのための知財
11月22日(火) 18時~20時 ⑥研究開発型ベンチャーと利益相反
11月30日(水) 18時~20時 ⑦上場を目指すなら
※単体講義のご参加も可能です。
ご興味のある方は、こちらより参加申込みをお願いします。
【本件に関するお問い合わせ】
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム事務局(株式会社リバネス 地域開発事業部内)
担当:塚田、福田 TEL:03-5227-4198 / Email: [email protected]