株式会社リバネス(本社:東京都新宿区、代表取締役:丸幸弘)では滋賀県とともに、県内の理工系大学や第二創業を目指す企業などから、モノづくりや水・環境等の分野に関連したビジネスシーズを発掘し、事業化に向けたハンズオン支援をする「滋賀テックプランター」を実施し、大学、大企業や町工場そして自治体が連携して、地域に新しい産業を創出する取り組みを行っています。
2016年度は、合計22件のエントリーチームから、選考を経て、9チームのファイナリストが勝ち残りました。
そして2017年1月28日に実施された最終選考会では、ファイナリストたちの熱いプレゼンテーションが展開されました。
会場投票および審査員による審査の結果、5つの企業賞とオーディエンス賞、そして最優秀賞が決定致しましたので、お知らせ致します。
企業賞
企業賞は各パートナー企業から、各企業理念や目指す未来マッチしたチームを選出し、表彰致しました。
オムロン賞:株式会社木幡計器製作所
安心・安全な社会を実現する既設計器のIoT化
グンゼ賞:チーム・ミッドワイフ
母乳哺育の継続を目指した乳頭ケア用品の開発
東洋紡賞:ZIP-cyte
クスリのどこでもドア
ヤンマー賞:東近江市 地域おこし協力隊
東近江ムラサキ 紫縁プロジェクトの挑戦!
リバネス賞:有限会社ヴァンテック
遠心式高性能固液分離装置による資源利用技術で拓く未来
オーディエンス賞
ZIP-cyte / クスリのどこでもドア
オーディエンス賞は、ファイナリストのプレゼンテーションをもとに、会場のオーディエンスが投票して選出されました。
最優秀賞
チーム・ミッドワイフ / 母乳哺育の継続を目指した乳頭ケア用品の開発
最優秀賞は、未来に新たな価値を創出することが期待される技術と、それにかける熱意が特に強かったチームに送られました。
▼ファイナイストチームおよび審査員の集合写真
今回集まったチームの多くが、滋賀県において様々な課題を見出し、科学技術を活用してその解決や目指す未来の実現に向けて熱をもって取り組んでいました。
特にオーディエンス賞と最優秀賞の受賞チームは、抱えてきた課題と研究成果について賛同や大きな支援を得られることなく、長年個人とチームの熱意によってのみ続けられてきたプロジェクトでした。今回、この滋賀テックプラングランプリでの受賞を皮切りに、パートナー企業をはじめとした多くの賛同と支援が得られることになるかと思います。
滋賀県から新たなリアルテック・ベンチャーが生まれ、世界に羽ばたくことを期待し、当社も引き続き支援をしていく所存です。
*2016年度の滋賀テックプランターは、滋賀県による委託事業「滋賀発成長産業発掘・育成事業」として運営しております。