福島県、株式会社リバネス、アカデミア・コンソーシアムふくしまが主催する第2回未来の起業家育成プログラムでは、世界を変える次世代の起業家を育成することを目的に、福島県内の学生からの選抜者を対象とした国内研修を、2020年2月25日〜2月27日の期間に東京都内で実施しました。
本プログラムには福島県内の大学生、大学院生、高専生、テクノアカデミーに在学中の20名の学生が応募し、選考の結果9名を選抜しました。選抜者は2回の事前集合研修とオンラインでの個別面談に出席し、身近な社会課題を探索しました。
また研修の合間には、課題についての理解を深めるために、関係者へのヒアリングを行い、1次情報に基づいた解決案を考案するディスカッションを繰り返しました。国内実地研修では、学生たちが構築したアイデアを元に、都内の大企業新規事業担当者や研究者に向けての提案に挑戦しました。
※プログラムへの参加募集を開始した2019年7月時点ではシンガポールでの実地研修を企画しておりましたが、2020年2月初旬時点でのシンガポールにおけるコロナウイルスの感染拡大や国内外の対策状況を鑑み、日本国内での研修実施に予定を変更しました。結果として国内研修に参加したのは選抜者のうち8名となりました。
実施概要
日時 | 2020年2月25日(火)〜2月27日(木) |
訪問先 | 東京都内の企業・ベンチャーキャピタル・インキュベーション施設など
・企業:三井化学株式会社、大日本印刷株式会社、日本ユニシス株式会社、パナソニック株式会社アプライアンス社、株式会社リバネス ・ベンチャーキャピタル:Real Tech Fund ・インキュベーション施設:CENTER OF GARAGE |
研修の様子
墨田区のインキュベーション施設「CENTER OF GARAGE」を訪問し、ベンチャー企業、大企業、大学の研究者、ベンチャーキャピタルなどが集まるインキュベーション施設の役割とベンチャーエコシステムについて学びました。
参加者は、2カ月にわたり練ってきたビジネスアイデアを訪問地である大企業やベンチャーキャピタルの担当者に提案します。サービスやプロダクトを使うユーザーの気持ちに寄り添ったフィードバックをいただくことで、視野が広がりました。
研修実施後に、参加者からは「さまざまなモノづくりやサービスの背景を考えるようになり、見える世界が変わった」という感想も寄せられています。
地元に戻った今も、参加者たちは世界を視野に捉え続けています。自らと異なる様々な知識と価値観を持つコミュニティーに自ら飛び込み、地域から世界を変えるマインドセットを本研修では醸成できたと感じています。
本プログラムの参加者の声は福島テックプランターでの取り組みをまとめた冊子に掲載しております。詳しくは福島テックプランターVol.2(P.14-17)を御覧ください。
【本件に関する問い合わせ】
株式会社リバネス 担当:地域開発事業部 伊達山泉 秋山佳央
e-mail: [email protected], 電話:03-5227-4198