第4回アグリテックグランプリは2017年9月23日(土)に開催され、
盛況のうちに終了しました、ご来場、ありがとうございました。
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第4回アグリテックグランプリ」は、リアルテック領域(食、農、環境、水資源、バイオマス等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2017年3月1日〜2017年7月14日
応募方法
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
3月1日(水)エントリー開始
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
7月1日(土)キックオフ
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
7月14日(金)1次選考:書類審査
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
8月上旬 ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
9月 テックプランデモデー(最終選考会)
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員をつとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
9月23日(土)アグリテックグランプリ
食、農、環境、水資源、バイオマスなどを主な対象としたファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第4回アグリテックグランプリ |
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場 所 | 吉野家ホールディングス本社 〒103-0015東京都中央区日本橋箱崎町36番2号リバーゲート20階 |
開催日時 | 2017年9月23日(土)13:00-19:00 (懇親会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
当日のタイムライン
12:30〜13:00 開場
13:00〜13:30 主催者あいさつ
13:30〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜④)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤〜⑧)
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨〜⑫)
16:50〜17:50 審査時間・ライトニングトーク
17:50〜19:00 審査結果発表および表彰式
19:10〜20:30 懇親会
審査員
設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。
日本たばこ産業株式会社経営企画部課長。長浜バイオ大学で助手・助教、北海道大学で特任助教として勤務後、米国のグライコミクス技術スタートアップでDirector Bioinformaticsとして勤務。2015年よりJT経営企画部で勤務。北海道大学より博士(理学)取得。Rutgers Business SchoolよりMBA取得。
福岡市出身、京都大学農学部卒業。1983年ヤンマー入社、農業機械の開発に従事。その後、研究所で新規事業として非製造業のロボット開発、研究開発マネジメントを経て、社長室を担当。ブランド戦略部を立上げたのち、再度、農業機械の開発、企画部門を経て、2012年社長室長に再任。2015年から新規事業を担当、昨年より着手したオープンイノベーションを活用して新事業を創出すべく東奔西走中。「多様性の中からの新しい価値が生まれる」がモットー。
1984年上智大学文学部卒、大日本印刷株式会社入社。包装事業部の営業職として食品メーカー、化学品メーカー、医療医薬品メーカー等主要顧客の製品開発に携わる。2011年より同事業部ライフサイエンス分野の新規事業開発部門及び営業部門の本部長、2014年からABセンター(Advanced Business Center)にて新規事業開発を担当。2017年より研究開発・事業化推進本部の副本部長。
1991年京都大学工学研究科高分子化学専攻修士課程修了後、三井東圧化学(現、三井化学)に入社。自動車用材料開発、精密射出成型、電子・情報材料用フィルムのプロセス開発を担当。 2002年成形加工学会青木固技術賞を受賞。2009年より三井化学ファブロ(現三井化学東セロ)にて産業用・食品用フィルム・シートの開発に従事。2016年三井化学東セロ新事業開発室長経て、2017年三井化学次世代事業開発室長として新事業の創出を担当。専門はポリマーレオロジーおよびポリマー加工プロセスエンジニアリング。
1987年佐賀大学経済学部卒業、日本ユニシス株式会社に入社。長年にわたり、金融業界を担当し、銀行・保険・郵政・JAと幅広い金融機関のシステム開発プロジェクトを牽引。2015年より、業界の壁を越える価値創造ビジネスに携わり、2017年よりファイナンス経験を活かした製造流通業界の価値創造を進めている。
民間企業研究員、京都大学教員 ( 助教 ) を経て、2003 年オムロン株式会社に入社。電子部品事業を担当し新規事業向け要素技術開発や技術戦略策定などを行う。2011 年より同社グローバル戦略本部経営戦略部で M&A、新規事業開発などに携わった後、2014 年 7 月より、オムロンベンチャーズ株式会社代表取締役社長。
岡山県出身。修士(農学)。1997年サントリー株式会社入社。花事業部(現サントリーフラワーズ株式会社)にて,花苗新品種開発・生産技術開発・生産企画(原価設計含む)・商品導入等を担当。2011年より現職。飲料等に用いる原料作物分野の基盤研究を推進。
1968年生まれ。1993年株式会社吉野家ディー・アンド・シー(現:株式会社吉野家ホールディングス)入社。2007年4月株式会社はなまる代表取締役社長。2012年9月株式会社吉野家ホールディングス代表取締役社長(現任)。2014年9月(株)吉野家代表取締役社長(現任)。
研究企画 兼 包材技術グループ グループ長
入社後、中央研究所で食品加工技術の基礎研究後、アイスクリーム、チョコレート、焼き菓子などの商品開発に20年以上携わり、その後、現在の研究企画 兼 包材関連を担当。基礎研究、商品開発、包材研究など研究開発経験は、多岐に渡る。現在は、研究開発活動の原動力となる人材育成、スピーディーに新しい価値を生み出すためのオープンイノベーションを含め、多彩な切り口で研究開発の生産性向上に取り組んでいる。
1987年、新日本製鐵株式会社に入社。エンジニアリング事業本部において地域冷暖房プラント等のEPC(設計・調達・工事)プロジェクトを担当。2003年からサハリン島でのパイプラインプロジェクトに参画。2008年より経営企画、バイオマス事業推進等を経て、2015年4月より執行役員事業開発企画部長、2016年4月より現職。
1985年岐阜大学大学院農学研究科農芸化学専攻修了。同年、大塚製薬株式会社に入社。品質管理責任者、生産技術部長、工場長、資材部長を歴任し、また在籍中、約3年間海外子会社出向し、現地役員も拝命。2017年、ロート製薬株式会社に入社、経営戦略推進本部ディレクターを拝命。現在に至る。
2003年東京大学農学部生物システム工学専修卒業後、同大学大学院農学生命科学研究科修士課程に進学、2006年修了。在学時の2005年8月に、株式会社ユーグレナ取締役研究開発部長に就任。同年12月、微細藻類ユーグレナ(和名:ミドリムシ)の食用屋外大量培養を実現する。
最終選考会出場チーム
第2次緑の革命の為のプラットフォーム事業
接ぎ木という古来からの人類が発見した作物改変技術を再発明する事で、現代農法に革新的技術をもたらし、本技術が将来の農法のスタンダードとなり、第2次緑の革命を引き起こす。
- オムロン賞
- サントリー賞
世界で唯一、土壌硬度データ(土壌の硬さを測定した値)を作物の成長に関連する値に変換する解析アルゴリズムで、生産性に直結した土壌の最適化を目指す。本技術により農業の生産性向上、特に露地栽培で天気に左右されず安定的に生産できることを実現する。
- 日本ユニシス賞
特定農薬次亜塩素酸水と高濃度5000ppm次亜塩素酸生成開発に成功、また、機器量産化を実現した。地下水・河川の水でも希釈ができ、中性から弱酸性の大量次亜塩素酸水ができる。農業用に限らず、畜産現場ではパンデミック対策として社会実装を目論んでいる。
すべての物質に存在する表面(界面)の分析は、物質機能の根源的な解明、機能を保証することによる付加価値の向上、研究期間の短縮や製造コストの削減を可能にする。我々は、世界初の粒子分析技術で、人類を幸せにする。
- DNP賞
- ロート賞
嫌気性細菌による各種バイオマスの分解・糖化とアセトン- ブタノール- エタノール発酵を一貫したバイオ変換技術の開発に成功した。ミカン搾汁粕からのバイオ燃料生産など、未利用バイオマスからのバイオマテリアル製造を目指す。
- 新日鉄住金エンジニアリング賞
マレーシアのパーム搾油工場からの廃液は、バイオガス処理が一般的であるが 5%しか浄化されていない。本システムはパーム搾油工場の廃液を灰により浄化し、パーム油の搾りかすは、たい肥とボイラー燃料にすることが可能である。
& Operation Technology)
ROOT は、都会の消費者がスマートフォンから、地方の農業に参加し、生産を学び、楽しむことのできる世界初のオンラインプラットフォームである。ROOT は、現代都市が抱えている農業との断絶という課題を解決し、また、農産業を活性化させる新たな収入源を創出する。
- ヤンマー賞
食事前に摂取することで、食事に含まれる塩分を消化管の中で吸着して便から排出するサプリメントを開発。塩分が気になる方が毎日薄味の減塩食ばかりでなく、たまには濃い味の料理を味わって笑顔になってもらいたいという想いで商品開発に取り組んでいる。
- 吉野家賞
10 年の歳月を費やして開発した独自技術によって、本来和紙がもつ吸着能、保水性、抗菌性、紫外線カット能などの機能をさらに高めた和紙繊維の製造に成功した。弊和紙繊維による土壌、水質、大気汚染などの環境課題の解決を目指す。
- グリコ賞
農業6次産業化システムの構築
生産者の経験と勘に頼った農業に消費者ニーズを持ち込むため、「植物のメタボローム解析」データを活用する。分析データと消費者のし好性で関連付けた「成分」を指標に、生産に留まらず、加工・流通段階での最適化も提案可能なシステム構築を目指す。
- 三井化学賞
『硝化抑制剤』の開発
農薬業界では、薬剤耐性生物が次々に出現する一方で新農薬の枯渇に悩まされている。そこに医薬品開発技術を導入し、農薬開発のイノベーションを起こす。1st パイプランは農作物の栽培コスト削減効果と環境保全効果も持つ農薬『硝化抑制剤』の実用化を目指す。
- グローカリンク賞
超高精度モニタリング
スマホ一体型分光器とドローン搭載スペクトルカメラを用い、農場の土壌や作物のあらゆる状態の反射スペクトルライブラリーを構築、超小型衛星搭載スペクトルカメラとも連携した高頻度観測で、異次元の精度で農作物の生育診断や病害虫、収量の診断を実現する。
- 最優秀賞
- J T 賞