Demo Day
9月15日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第5回アグリテックグランプリ」は、リアルテック領域(食、農、環境、水資源、バイオマス等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
→アグリテックグランプリ
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2018年3月1日〜2018年7月13日
応募方法
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(水)
ウェブサイト(https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
キックオフ 大阪6月23日(土)、東京 7月1日(日)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
1次選考:書類審査 7月13日(金)〜
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
テックプランデモデー(最終選考会) 9月
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
アグリテックグランプリ 9月15日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。当日はライトニングトークやブース展示も予定しており、ファイナリストに加えて数チームがネットワーキングに参加します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第5回アグリテックグランプリ |
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場 所 | 三井化学株式会社 東京都港区東新橋1-5-2 汐留シティセンター |
開催日時 | 2018年9月15日(土)13:00-19:00 (懇親会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
当日のタイムライン
12:30〜13:00 開場
13:00〜13:30 主催者あいさつ
13:30〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜④)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤〜⑧)
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨〜⑫)
16:50〜17:50 審査時間・ライトニングトーク
17:50〜19:00 審査結果発表および表彰式
19:10〜20:30 懇親会
審査員
設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。
2004年日本生命保険相互会社入社。全社財務・会計基盤構築など、数々の経営×ITの大型プロジェクトの企画・立案、推進を実施。日本生命退社後、コンサルティングファーム、外資系金融機関経営企画部マネージャーを経て、2017年5月より現職。現職では、特に食と農業にフォーカスし、スタートアップ等とコラボレーションした事業開発、新たな食エコシステム構築を推進している。
エクスプローリンググループマネージャー
1998年大阪市立大学大学院工学研究科前期博士課程修了。入社後、液晶TVや三菱電機を代表するオーロラビジョンに搭載される画像処理LSIの開発に従事。2015年より現職、ベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進。コミュニケーターとして、ベンチャー企業とのマッチングによる既存事業の強化や企業内の知財を活用した新規事業開発に注力。
入社後、地域金融機関様、および、農林中央金庫様等、JA系統機関様の営業として、基幹系、有価証券システム等の提案・販売を中核としたSIビジネスに従事。加えて、近年は学校・保育・医療・観光/エンタメ等のサービスビジネス創出に取り組む。本年4月より、Society5.0を見据え、地域に存在・潜在する社会課題の解決に貢献するサービス事業創出を目的としたスマートタウン戦略本部を担当。
新事業開発研究所 所長
1990年慶應義塾大学応用化学科修士課程修了。同年三井石油化学(現、三井化学)機能材料研究所へ研究職として入社。19年間電子情報材料、エポキシ樹脂関係等の研究職並びにリーダーを経験の後、2009年に三井化学機能材料事業本部企画開発部へ企画担当として異動。その後、加工品事業本部企画管理部企画リーダー、三井化学東セロ経営企画部副部長を経て、2014年に三井化学機能材料研究所所長、2017年から現職。主に、加工品・配合品を中心とする研究開発、事業企画に従事してきている。
1992年上智大学文学部新聞学科卒業。汎用ガスタービン事業部コージェネレーション営業部に配属。以来国内の常用・非常用発電機の営業に従事。2010年より約3年間上海に駐在し、東南アジアエリアマネージャー(主に中国、韓国、台湾、香港、ベトナム)を兼務。2017年イノベーション部立ち上げに参加。
1984年上智大学文学部卒、大日本印刷株式会社入社。包装事業部の営業職として食品メーカー、化学品メーカー、医療医薬品メーカー等主要顧客の製品開発に携わる。2011年より同事業部ライフサイエンス分野の新規事業開発部門及び営業部門本部長、2014年ABセンター)にて新規事業開発を担当。2017年から研究開発・事業化推進本部副本部長を経て、2018年より現職。
自然・生態環境部長
1991年京都大学大学院工学研究科(衛生工学専攻)修了、株式会社竹中工務店入社。1年の新社員OJT研修を経て、1992年より技術研究所に配属、排水処理・廃棄物処理の研究に従事。1999年より土壌・地下水汚染の環境修復関連の技術開発を担当し、新たな調査・評価手法の提案、浄化技術の現業適用を実施。2014年東京農工大学工学府(応用化学専攻)にて博士(工学)を取得。2017年3月より現職。
1993年オムロン(株)に入社。2007年までMEMSデバイスの研究開発に従事。圧力センサ、流速(フロー)センサを開発し商品化。2007年3月博士(工学)取得。その後、ワイヤレスセンサの開発に従事し、電池レスワイヤレスセンサや環境センサを開発。2018年からアグリオートメーションの技術開発担当として現在に至る。
2008年博士号「博士(農学)」取得。専門は植物機能の非破壊計測。同年ヤンマー株式会社入社。水産増養殖の研究所マリンファーム(大分県国東市)にて、二枚貝養殖、植物プランクトンの生産に関する研究開発を行った。その後、施設園芸・土づくりソリューションの企画・開発に携わり、バイオイノベーションセンターの立ち上げ、同倉敷ラボの建設を行った(2016年8月26日竣工)。2017年4月より現職。
京都薬科大学卒業、薬剤師。慶應義塾大学大学院経営管理研究科MDP終了。1982年にロート製薬に入社し、製品部、商品企画部を中心に商品開発&マーケティング畑を歩み、1997年~1998年に米国クーパービジョン社出向を経てロート製薬のコンタクト事業を立ち上げる。その後、研究開発本部副本部長に就任し、若手研究者のアイデアから新規事業を加速化する「企画推進道場」を立ち上げるなど、社内イノベーションの推進者でもある。2015年よりマーケティング本部長に就任。 2017年より現職。
1992年九州大学大学院農学研究科遺伝子資源工学専攻修士課程修了、同年サントリー株式会社入社。酒類製品や飲料製品の基盤となる技術開発や原料開発などの新規技術開発業務に主に従事する。ビール、ワイン、焼酎、梅酒、茶、コーヒーなど多岐に渡る製品の開発を担当。2018年4月より現職。ワインアドバイザー。
技術本部長
ソリューション共創センター所長
1981年京都大学工学部数理工学修士課程終了後、新日本製鐵株式会社(現新日鐵住金株式会社)入社。以来、名古屋製鉄所にて製鉄設備のエンジニアリング・研究開発・保全に従事。1989年カリフォルニア工科大学修士課程に留学しニューラルネットワークを研究。名古屋製鉄所副所長、設備・保全技術センター長を歴任後、2015年新日鉄住金エンジニアリングに移り、北九州技術センター長を経て、2018年より現職。
ファイナリスト
ヒトの後天的な不妊症やストレスによる生殖障害、家畜の夏季の暑熱ストレスによる不妊症を、体外受精などの生殖補助医療ではなく、食成分を活用することにより予防・改善する。化学合成やバイオプロスペクティングによる新規物質の探索ではなく、食品から効果を発揮する成分を見出すことを特徴とする。
代表が10年以上悩んでいた高血圧が、非常に安全性が高く副作用の心配も少ない野菜由来新規食品機能性成分によって完治した。この研究成果を同じ悩みを持つ人へ届けるために起業。現在は食の個人最適化技術の開発も進めている。機能性食品+個人最適化システムを実現し、ヘルスケアに革命を起こす。
野菜の収穫では、サイズや色などを見て収穫適期かどうかを判断する必要がある。目視で収穫適期を判断し、収穫作業を行う人的な負担は未だに大きい。ピーマン、ナス、きゅうり等の人の目視による選択収穫が必要な野菜を自動収穫できるロボットを開発し、人口増大による食糧供給問題の解決を目指す。
45年1,100世代に及ぶ選別交配を重ねたイエバエの幼虫によって、生ゴミや畜産糞尿などの有機廃棄物をわずか1週間で全て高付加価値な飼料と肥料に変えるInsect-Tech(昆虫テクノロジー)。世界的規模でタンパク質の需要に供給が追いつかなくなる「タンパク質危機」の解決を目指す。
自然と切り離された都市空間でヒトは無意識にたくさんのストレスを感じている。近年、植物によるプラスの生理的・心理的効果が明らかとなり、緑化が注目されている。緑化の力を科学的に定量し、感覚の域を出なかった植物の効果を立証することで、植物を空間の基本インフラにすることを目標とする。
人工光型植物工場の産業化に取り組むエンジニア集団。独自の栽培理論に基づく植物成長管理システムと、世界初となる密閉方式の栽培装置を開発した。結果、これまでの5倍の生産性向上を実現するなど成果を上げる。植物が潜在的に持つ可能性を引き出し、植物生産産業として広く定着させることを目指す。
未使用資源からエタノールと蒸留粕を製造する地域循環システムを展開。小型で簡易、安価な一体型の製造装置を用いて、廃棄物ゼロ、小スケールで自立可能な地域循環型システムを国内外に展開していく。現在は米が原料だが、今後は多様な原料を利用して付加価値をつけるプラットフォームを目指す。
植物の水分ストレスを表現するしおれ具合を世界で初めてAI技術を用いて高精度推定、将来予測を可能とした。ストレス栽培で作られる高品質な果菜類は、農家の勘や経験で灌水が行われてきたが、本技術により植物と対話するような管理が可能となり作業負担を軽減しつつ、狙った品質の果菜類を作り出せる。
農業生産において、的確な病気の診断は適切な防除対策のために重要であるが、診断技術の習得には長年の経験が必要となる。そこで、スマートフォン等で撮影した画像による自動診断システムにより診断支援を行い、農業技術の高度化、効率化に貢献する。
金属吸着材としてのコケ植物の原糸体の大量生産技術や緑化素材としてのミズゴケの大量生産技術を保有。本技術を治山と水理学に関わる湿工塗基盤技術と組み合わせ、陸の豊かさを守る事業を展開する。鉱山開発にともなう抗廃水処理や、開発跡地の元山回帰を通じ、持続可能な社会構築に貢献する。
水中プラズマ技術(雷の原理)と光触媒技術を利用した水を殺菌効果のある液体肥料に変える技術によって、資源が欠乏する閉鎖空間でも自給自足でき、かつ、衛生面に配慮したスペースアグリの要素技術を開発を行います。
植物はバイオ医薬品などの生産を嫌うが、独自に見いだした「光スイッチ」技術により、植物体の成育後物質を生産する。これにより、生産コストが1/100にまで削減される。その他の付加価値の高い物質の生産への応用を含め、生産コストの低減化を介して、持続可能な社会の構築に貢献する。