― 2020年 ―
Demo Day
9月26日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第7回アグリテックグランプリ」は、リアルテック領域(食、農、環境、水資源、バイオマス等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
→アグリテックグランプリ
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年7月10日(月)
応募方法
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(日)
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
1次選考:書類審査 7月14日(火)〜
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
キックオフ 東京 7月23日(木祝)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチームが集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
アグリテックグランプリ 9月26日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第7回アグリテックグランプリ |
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場 所 |
三井化学株式会社(〒105-7122 東京都港区東新橋一丁目5番2号 汐留シティセンター 4階) |
開催日時 | 2020年9月26日(土)13:00-19:00 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、プロフェッショナルサポーター) |
当日のタイムライン
12:30~13:00 開場
13:00~13:30 主催者あいさつ
13:30~14:30 最終選考プレゼン(Presenter①~④)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤~⑧)
15:40~15:50 休憩
15:50~16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨~⑫)
16:50~17:50 審査時間
17:50~19:00 審査結果発表および表彰式
審査員
設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。
東京生まれ。1996年慶応義塾大学法学部卒。1996年日本興業銀行入行。2002年より野村證券、モルガンスタンレー証券、シティグループ証券の投資銀行部門に13年間在籍し、M&A、資金調達のアドバイザリー業務に従事。2015年より荏原製作所に入社し、風水力機械カンパニー企画部門にてM&A及び新規拠点設立を担当。2018年より現職で新規事業開発を担当。
グローバル統括部 部長
1986年久保田鉄工株式会社(現、株式会社クボタ)入社。工場管理、全社資金管理業務に従事後、米国販売子会社にて、財務・税務・管理全般を担当。帰国後、機械事業の海外事業展開を推進。海外子会社の統括部門長を経て、2019年6月より、新設されたイノベーションセンターの統括部門を担当。スタートアップとの提携や大学等とのコラボレーションをグローバルに推進し、オープンイノベーションによる課題解決に取り組む。
1982年岡山県生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科修了。2008年小橋工業株式会社入社。2016年同社代表取締役社長に就任。2017年KOBASHI HOLDINGS株式会社を設立、代表取締役社長に就任。1910年の創業以来、農業の機械化を推進し、農業分野の課題解決に尽力。長年培ってきた知識や技術を応用し、スタートアップ企業とイノベーションを共創し、地球規模の課題解決に取り組む。
1988年九州大学大学院農学研究科発酵学専攻修士課程修了、同年サントリー株式会社入社。ポリフェノールの基盤研究や素材開発から、酒類製品や飲料製品の基盤となる技術開発や原料開発などの新規技術開発業務に主に従事。2019年4月より現職。農学博士。2004年化学工学会賞技術賞。東京農業大学客員教授。
1999年損害保険ジャパン(当時:安田火災海上保険)入社。損害保険を中心としたリテール・ホールの営業、自動車保険商品の商品開発・管理や全社向けの商品戦略立案などに従事し、2020年4月に現職。これまでの保険商品・サービス開発経験も踏まえ、保険とのシナジーのある新規事業開発に取り組む。
小学生時代に出会ったゲーム機に感動して、情報系に進むことを志す。大学生時代にロボットに出会い、ロボット工学を専攻して学位を取得。学位取得後、ロボットを世の中に役立てることを夢見て事業会社でロボット事業の立ち上げに携わる。その後、スタートアップ、電気系メーカー等で技術を軸としたさまざまなタイプの新規事業開発を行った。現在JTで次世代に向けた事業創出に取り組む。
1986年日本ユニバック株式会社(現日本ユニシス株式会社)に入社後、流通・EC分野の流通改革を目指す大手企業の営業職に従事。2016年より現職、ユニシスグループのマーケティング部門にてマーケティングリサーチ、ビジネスプロセスデザイン、全社投資案件、オープンイノベーション推進での新事業推進を担当。社会課題解決を目指す新事業開発に、顧客・パートナーとのビジネスエコシステムで取組む。
茨城県出身。1989年に慶応義塾大学商学部を卒業後、監査法人トーマツへ入社。税務会計事務所を経て、1998年株式会社フォーカスシステムズに入社。それまでの経験を活かし経理の面から会社を支えてきた。2006年取締役、2009年常務に就任。常務取締役管理本部長兼経営企画室長を務め、2011年4月に当社代表取締役社長に就任。
企画管理部長
1993年三井東圧化学(現三井化学)入社。以後、ライフサイエンス研究所での新農薬の探索合成研究に始まり、生産技術研究、基盤技術研究、研究開発企画、事業企画を経験。2006年学位取得。2009年の三井化学アグロ発足後、同社にて生産技術部副部長、経営企画部長、マーケティング統括部長、研究開発本部長を経験、取締役として上記組織、SCM部を管掌、一貫して三井化学グループの農薬事業にかかわる。2020年4月より現職。
ファイナリスト
虫を使った受粉、栽培や収穫の手作業をロボットに置き換え、果菜類の完全自動栽培を実現させる。気候変動や農業従事者に左右されず、様々な環境で作物の安定生産と制御を可能にし、土地に合った農業の概念を覆す。
- 三井化学賞
太陽光の10万分の1以下の強度の光を、特定の周波数でパルス照射することで、植物の生育と代謝が制御できる。このパルス光照射技術を普及させ、農作物を安定栽培し、偏在する食料とエネルギーの解決を目指す。
- サントリー賞
農家と共同で野菜収穫ロボットを開発。導入費150万円、収穫野菜の売上10%を手数料で頂くレンタルモデル。収集データのAI解析結果に基づき環境制御する栽培施設を構築し、持続可能な農業で世界展開を⽬指す。
- KOBASHI HOLDINGS賞
ゲノム情報と表現型情報等のオミクスデータを取得・解釈して、農業の意思決定に役立てるアドバイスを行う。農業現場に進化したデジタル技術を浸透させることで、農業をより良いものへと変革したい。
- クボタ賞
目視や書類作業に依存した農地管理から脱却し、衛星データと機械学習を活用して耕作状況と土壌情報を統合する。広域での現況把握や生産予測を実現し、農機のデジタル化や市場直結の流通など、新たなビジネス機会を生み出す。
- 損保ジャパン賞
3000鉢以上の播種実験から、北限域を超えた沖縄での栽培に成功。このカカオと地域素材でファインチョコを開発し地域産業を創る。地域と国内外の消費者が直接取引を行う、世界に開かれた地域とブランドをつくる。
- フォーカスシステムズ賞
顆粒状ゼオライトの結晶細孔に植物栄養を含侵させた「無菌人工土壌」を活用した次世代植物工場を開発する。吸着平衡により長期間安定した栄養濃度を保ち、固液気の三相構造を有する独創的農法が構築可能。
農業の現場には、長年の経験や勘に依存する非効率な農業生産手法が未だに残っている。そこで解析ツール「ジオスタット」による統計学的アプローチからデータ駆動型農業を実現し、次代の農業の創出を目指す。
- 日本ユニシス賞
開発したマイクロバブル発生装置は水中で20 ppmを超える超高濃度溶存酸素水を低コストで作成できる。この水で植物を栽培すると、夜間に酸素を根から吸収し、昼間と同程度で代謝活性を維持し、成長が著しく加速される。
- 最優秀賞
- JT賞
緑藻の屋外大量培養系から糖や油などを生産し、抽出・加工・流通までを行うチーム。圧倒的な藻類研究の実装経験から藻バイオファイナリーを構築し、食料・飼料・化粧品等の魅力的な新素材提供を目指している。
植物にて一過的にタンパク質を発現する技術で、既存技術と同等の発現量を示し、既存技術では発現不可能だったタンパク質の生産を実現した。医薬関連をはじめ商品化できないタンパク質の生産、精製を目指す。
新開発の「酸化スズ光触媒」で、気候変動のストレスから農作物を護ります。酸化スズ光触媒は、可視光をエネルギー源として周囲の活性酸素を除去、光阻害による葉緑素の失活:「葉焼け」を抑えます。
- 荏原製作所賞