Demo Day
9月22日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第5回バイオテックグランプリ」は、リアルテック領域(バイオ、ヘルスケア、医療、創薬、医療機器、研究ツール等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
→バイオテックグランプリ
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2018年3月1日〜2018年7月13日
応募方法
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(水)
ウェブサイト(https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
キックオフ 大阪6月23日(土)、東京 7月1日(日)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
1次選考:書類審査 7月13日(金)〜
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
テックプランデモデー(最終選考会) 9月
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
バイオテックグランプリ 9月22日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。当日はライトニングトークやブース展示も予定しており、ファイナリストに加えて数チームがネットワーキングに参加します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第5回バイオテックグランプリ |
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場 所 | 大日本印刷株式会社 東京都新宿区市谷左内町31-2 DNP市谷左内町ビル 多目的ホール |
開催日時 | 2018年9月22日(土)13:00-19:00 (懇親会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
当日のタイムライン
12:30〜13:00 開場
13:00〜13:30 主催者あいさつ
13:30〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜④)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤〜⑧)
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨〜⑫)
16:50〜17:50 審査時間・ライトニングトーク
17:50〜19:00 審査結果発表および表彰式
19:10〜20:30 懇親会
審査員
リバネス創業メンバーのひとりであり、大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月1日より慶應義塾大学特任准教授に就任・兼務。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
2012年東京大学農学部獣医学専修卒業。獣医師。同年JTたばこ中央研究所へR&D職として入社。研究開発員としてin vivo病態評価モデル構築に従事。2015年研究企画チームに異動し、研究所の中期戦略策定を担当。2017年R&D企画部人財開発チームへ異動。R&D職採用担当として、全国の大学における理系良財の発掘に貢献。2018年1月より経営企画部(現職)。
1988年日本ユニシスに入社。長年に渡り、電力会社、エアライン、郵政等の顧客システム開発業務に従事。IT投資マネジメントコンサル業務、経営企画を経て、2016年よりAI・IoTなど新技術による顧客価値創出に取り組む。2017年にBizDevOps部門執行役員に就任、新技術適用・プラットフォームサービスの拡大を進めている。経済産業大臣登録 中小企業診断士。
京都大学工学部を卒業後、1990年に三井石油化学(株)(現三井化学(株))に入社。高分子材料、不織布等の樹脂加工品開発から、研究マネジメント、新製品事業化、国内事業、中国現地法人立上げ・運営を経験した後、2017年より機能材料研究所長に就任。
1995年 東京工業大学 精密機械システム専攻卒(工学修士)。 同年、川崎重工業株式会社へ入社し、技術開発本部にて新製品・新技術の研究開発に従事。2014年から約2年間 英国駐在。
1979年京都大学工学部卒、大日本印刷入社。生産技術研究所で制御技術の開発に従事した後、1998年DNPグラフィカ宇都宮工場を竣工し、取締役工場長、2002年ICカード製造のデータテクノ社長、2009年研究開発センター長を経て、2010年執行役員、2014年常務執行役員に就任。現在、ABセンター第3本部(ライフサイエンス)及び同センターICT事業開発本部を担当、新規事業開発を推進。
未来空間研究部長
平成2年株式会社竹中工務店技術研究所入社、平成11年東北大学大学院建築工学科環境工学専攻博士課程修了。主な研究経歴は、電子機器や医薬分野のクリーンルームや恒温恒湿など精密環境制御など産業空調システム開発、またゼロエネルギービルなどの省エネルギー技術や再生可能エネルギー利用技術、近年は建築やまちづくりにおける健康環境や知的生産性向上技術などがあげられる。
(株)産業革新機構のもとで医療機器に特化したベンチャーキャピタルの設立に携わり、日本、シリコンバレーなどのシード~アーリーステージの医療機器ベンチャー投資に携わる。スタンフォード大学バイオデザインプログラムファカルティフェロー。また、医療機器のイノベーターを育てるためのプログラムであるジャパン・バイオデザインプログラム(東京大学、大阪大学、東北大学)や筑波大学のグローバル医薬品・医療機器マネジメント講座のプログラム作りから講師、メンター、ファシリテーターなども務めるなど、多方面で活動。2018年4月より現職。
クオリテックファーマ株式会社代表取締役社長
1955年福岡生まれ。1981年九州大学大学院農学研究科醗酵化学専攻修了。同年サントリー株式会社中央研究所入社。2007年ロート製薬株式会社入社、同執行役員。研究開発本部長を経て、2010年より取締役研究開発本部長に就任。2017年より経営戦略推進本部 ディレクターに就任し、2018年より現職。
大阪大学薬学部、大阪大学大学院卒、薬学博士。1992年サントリー株式会社生物医学研究所入社。2005年アスビオファーマ株式会社(現:第一三共株式会社)転籍。大学院卒業後、中枢神経薬理評価に従事し、医薬品の非臨床から臨床試験を担当する。2015年サントリーグローバルイノベーションセンター入社。現在は、健康食品研究開発の基盤研究を推進。
バイオマス技術室長
1984年 新日本製鐵株式会社(現新日鐵住金株式会社)入社。エンジニアリング事業本部において、化学反応・分離精製技術分野の研究開発、商品事業企画、開発プロセスのEPC(設計・調達・工事)プロジェクト業務に従事。プロジェクトにおいてはプロセス設計・プロジェクト管理を担当。天然ガス有効利用事業開発業務等を経て、2012年より現職。現在はセルロースバイオマスの糖化・発酵技術分野の研究に従事。
ファイナリスト
タンパク質開発にカイコ・バキュロウイルス発現系へのアクセスは難しいが、我々の生産プラットフォームを利用することにより難発現組換えタンパク質を身近かつ手軽に入手できる。絹で人間の生活の質を向上させたカイコが、医薬品・ワクチン・iPS細胞培養因子などを生産し人々の健康に寄与する。
タイトジャンクションとよばれる人体のバリア機能を一時的に強化・緩和する技術を独自に開発した。この技術を活用し、健康機能性成分や医薬品のデリバリーに革新をもたらす。例えば、注射や点滴で投与していた医薬品の経皮薬化、錠剤やカプセル等の経口薬化への改良を促進する。
スタチン製剤を封入したポリマーナノ粒子を脂肪由来幹細胞に取り込ませることにより幹細胞機能を増強し、ごく少数の細胞で様々な疾患に治療効果を示すことを発見した。この機能増強幹細胞の分泌成分(エクソソーム)を外用薬や再生医療として実用化することで、簡便かつ安価な難治性疾患治療の実現を目指す。
子供用の人工心臓弁は現状なく、一時しのぎ的な治療で再手術を繰り返し大人用が使えるまで待つしかない。生体内組織形成術は、心臓弁組織の鋳型を皮下に埋め込むだけで、自己のコラーゲン組織のみからなる心臓弁を作製でき、移植後も拒絶反応がなく、成長性も持つため子供用の心臓弁となり得る。
発汗の様子を迅速・高精度に定量化する、世界でもユニークな技術を有する。汗は体温調節だけでなく、精神・心の健康を示すバロメーターでもあることから、精神状態との相関も研究を進めている。快適で健康的な生活の実現への貢献をミッションとし、革新的な製品やサービスの開発を目指す。
PET不織布による三次元培養と独自の細胞回収技術を自動化した次世代型大量培養装置により、誰もが簡単に安全に安価に、治療に必要な1億個以上の幹細胞の培養を可能にする。クリニック等でも、今まで不可能であった再生医療の実施が可能になり、再生医療の裾野を広げ多くの患者に希望を届けていく。
技術的に難しいとされていた植物性樹脂の微細加工技術を確立し、生体適合の生分解性樹脂で低侵襲の注射針の開発に成功した。この技術をもとに、刺した針を患部にとどめておくだけで針が自然に溶け、段階的な薬剤の浸透で投与量の低減も実現できる、体内に置いてくる注射針の実現を目指す。
私たちの血中には、余分な脂質を排出したり、炎症を抑えたりするHDLと呼ばれる物質が存在する。私たちは、京都大学の眼科医と共同で、HDLを点眼すると目に良い可能性に気付いた。この作用の詳しいメカニズムを明らかにして、治療薬、予防薬など目の健康を維持・増進する目薬を作る。
世界初、日本発の超音波応答性リピッドバブルの開発に成功した。超音波を照射すると振動と圧壊が誘導される特性を利用して、血管透過性を亢進させて薬を送り届ける革新的送達法と治療法を考案した。癌や脳疾患の治療では、薬が十分に届かないことが原因で難渋している。その問題を打開する。
日々のストレスや体調不良を自覚することは難しく、深刻な二次障害に繋がるケースも多い。ユーザーの「心」と「体」を客観的かつ定量的に評価出来れば、有用な対策を講じることも可能になる。我々は、わずか数本の毛髪により心身の状態を定量化し、未来の健康をも予測できる新社会の実現を目指す。
従来のマーケティングや技術シーズ優先から脱し、誰もが心動かされるモノ作りの新たな ‘羅針盤’ として感性工学を据える。感性工学を専らとするメンバーの支援を仰ぎながら、感性という目に見えず主観的で曖昧なものを、客観的に計測・評価、見える化し、価値創造に反映させていくことを目指す。
マイクロ流体デバイスを用いて油中水滴内に微生物を一細胞単位で封入し、酵素活性の評価を行う独自技術を持つ。環境中の99%以上の微生物は難培養性だが、それらが生産する酵素に期待が寄せられる現在、本技術によって培養を介さず酵素探索を実現する。さらに酵素以外の展開も視野に入れる。