― 2020年 ―
Demo Day
9月19日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第7回バイオテックグランプリ」は、リアルテック領域(バイオ、ヘルスケア、医療、創薬、医療機器、研究ツール等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年7月10日(金)
応募方法
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(日)
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
1次選考:書類審査 7月14日(火)〜
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
キックオフ 東京 7月23日(木祝)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチームが集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
バイオテックグランプリ 9月19日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第7回バイオテックグランプリ |
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場 所 | センター・オブ・ガレージ(〒130-0003 東京都墨田区横川1丁目16−3) |
開催日時 | 2020年9月19日(土)13:00-19:00 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、プロフェッショナルサポーター) |
当日のタイムライン
12:30~13:00 開場
13:00~13:30 主催者あいさつ
13:30~14:30 最終選考プレゼン(Presenter①~④)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤~⑧)
15:40~15:50 休憩
15:50~16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨~⑫)
16:50~17:50 審査時間
17:50~19:00 審査結果発表および表彰式
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
新商品開発部 部長
1990年NOK株式会社に入社。同社の研究開発の部門を渡り歩き、自動車関連、携帯電話関連、エネルギー機器関連の部品開発・企画に従事。2017年に同社の新事業開発部門の設立に伴い、NB開発本部へ異動、現職。東京都出身。
大学在学中に株式会社産業育成研究所に入社、主に製造業の経営コンサルティング活動に従事する。その後、ファイザー株式会社の医薬部門、大鵬薬品株式会社の経理・海外事業部門と製薬会社で約10年間、営業・事業計画立案・FP&A等の多岐に渡る業務に従事。2013年にカイオム・バイオサイエンスへ参画。経営企画部長、執行役員コーポレート本部長を経て、2017年より現任。
R&BD部長兼渉外部長
1986年東京大学農学部農芸化学修士課程卒、協和発酵工業入社。アミノ酸発酵生産菌の育種など微生物研究に没頭。1998年博士号取得。世界初のジペプチド発酵技術の発明から工業化などをリード。2011年から2014年までドイツの協和発酵ヨーロッパ社長(ドイツ語はしゃべれない)。2014年より現職。技術オリエンテッドな新製品・事業創出に苦闘中。現在の興味:進化の可能性
大阪府出身。弁理士。技術経営博士。1998年光洋精工株式会社(現:株式会社ジェイテクト)入社。電動パワーステアリングの開発・設計を担当した後、ステアリングシステムの知財戦略を担当。2003年サントリー株式会社入社。知的財産部にて、生産設備/ペットボトル等の容器/ビールの知財戦略を担当。2015年より現職。基盤研究分野のオープンイノベーションを推進。
2001年大正製薬入社。2003年に社団法人北里研究所に出向し、有機リン化合物を活用した新規反応の開発研究に従事後、2005年からは、代謝性疾患領域における、低分子やペプチドを用いたメディシナルケミストリー研究に従事。2019年より現職。主にオープンイノベーションによる、新規事業開発を担当。博士(薬学)。
1990年早稲田大学理工学部卒、大日本印刷入社。ミクロ製品事業部にて半導体原版となるフォトマスク製造設備の開発・導入に従事。2010年から国内外のフォトマスク工場運営に携わり、2012年製造本部長就任。2016年エレクトロニクス系の開発本部長として微細加工技術の用途展開、新製品開発に従事。2019年から研究開発センター長として全社視点での基盤技術の深耕、新製品開発を推進。
1984年日本ユニバック(現日本ユニシス)入社。研究開発部門に所属し、シミュレーションや需要予測などの領域における新たな技術の研究やシステムの実用化に従事。その後、製造業や金融機関を中心とする企業システムのITコンサルトとして活動。2007年から研究開発を担当。主な著作は、『ENIAC 現代計算技術のフロンティア』(2016、共訳、共立出版)。
事業企画グループリーダー
1995年 東京大学大学院工学系研究科化学システム工学修士課程修了、三井東圧化学(株)(現三井化学(株))に入社。ディスプレイ用光学部材の研究開発に従事し、開発リーダーとして事業化・拡大に携わった。2013年より歯科製品の事業開発を担当し、米国での事業立上げを推進。2017年より当社ヘルスケア事業の戦略企画に携わる。
大阪大学薬学部卒、同大学院修士課程終了後、1997年にロート製薬に入社し研究開発本部に配属。主に皮膚老化に関する基礎研究に従事し、機能性化粧品の開発に携わる。2013年から同社再生医療研究企画部にて再生医療等製品の開発に従事。主に脂肪由来間葉系細胞の機能解析等の基礎研究をマネジメント。2017年から同社リサーチビレッジ京都にて現職に就く。
ファイナリスト
遺伝子改変技術CRISPR/Cas13を利用して、従来の創薬概念とは異なった次世代のがん治療薬の提供を目指す。 さらに、私たちの提供する事前準備不要の「新規RNA複合体精製キット」を用い、RNA関連研究に加速度的な発展に貢献する。
クライオ電顕の特性を生かしたSBDD(Strucutre Based Drug Design)プラットフォームにより、従来技術では構造が取れなかったタンパク質の構造解析を可能にし、新薬の可能性を拓く。
- サントリー賞
凝集誘起発光(AIE)する特殊な蛍光物質を用いることで、溶液中の標的ウイルスの存在を見える化する。B/F分離が不要で、簡便・迅速かつ高感度で検出できる診断方法を確立し、健康な暮らしの実現を目指す。
- 三井化学賞
- ロート賞
職人による手作業で安定量産が困難である再生医療における細胞培養を、網羅的かつ定量的実験と機械学習をプラットフォーム化することで、細胞培養を合理化・至適化し、高い生産性・安定性・安全性を実現する。
分子集合体が自らを生産する超分子システム「物理的自触媒機構」の知見を活用し、自己増殖するペプチド材料を開発する。生命の持続に不可欠な性質である「増殖」を応用して、材料開発の革新を目指す。
- KYOWA KIRIN賞
独自の特許技術を用いて、繊維にナノサイズの孔(穴)を空け、特定の分子を閉じ込める。様々な分子が持つ特殊な性質を付与した繊維・フィルムが製作可能で、「着ているだけで感染症予防できる衣類」を開発する。
生物が持つナノ・マイクロレベルの構造には、物理的に微生物を殺す、または増殖を抑える作用があることがわかってきた。これらの構造を人工的に模倣する技術を開発し、安心な生活を見えないレベルで支えたい。
- DNP賞
正確性の高い(de novo活性が低い)DNAメチル化酵素を用い、マイクロ流体デバイス上にてエピゲノム(DNAメチル化)状態を保存したDNA複製法・シングルセルエピゲノム解析法を開発する。
- NOK賞
ゲノム編集でノックインニワトリを樹立し、有用組換えタンパク質を鶏卵内に分泌させる技術を世界に先駆け実現した。医薬品、産業用酵素など企業ニーズのある組換えタンパク質の超高効率生産への展開を目指す。
癌患者の血液中には癌組織から剥離した癌細胞がわずかに混入している。このわずかな癌細胞を効果的かつ高速に検出できるデバイスを開発した。本デバイスを用いることにより簡便に癌の有無を診断するが可能になる。
- 最優秀賞
- カイオム・バイオサイエンス賞
遺伝子配列に隠された機能をインシリコで引き出す革新的なプログラムの開発に成功。医薬・食・環境等、分野を問わず社会実装可能なレベルの蛋白質を設計する。 高機能蛋白質を皆様と共創、地球の未来を変える。
ラボ・オン・チップにドローンを組み合わせて粒子状物質(エアロゾル)の捕集と分離分析を行う世界初の発明「ラボ・オン・ドローン」により、有害な空気環境から街と人を守り、全ての人に快適な空気を提供する。
- Taisho FRC賞
- 日本ユニシス賞