― 2020年 ―
Demo Day
10月31日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第1回ケアテックグランプリ」は、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年7月10日(金)
応募方法
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(日)
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
1次選考:書類審査 7月14日(火)〜
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
キックオフ 東京 7月23日(木祝)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチームが集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
ケアテックグランプリ 10月31日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
過去の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第1回ケアテックグランプリ |
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場 所 | 大日本印刷株式会社(〒162-0846 東京都新宿区市谷左内町31-2 DNP市谷左内町ビル 多目的ホール) |
開催日時 | 2020年10月31日(土)13:00-19:00 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、プロフェッショナルサポーター) |
当日のタイムライン
12:30~13:00 開場
13:00~13:30 主催者あいさつ
13:30~14:30 最終選考プレゼン(Presenter①~④)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤~⑧)
15:40~15:50 休憩
15:50~16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨~⑫)
16:50~17:50 審査時間
17:50~19:00 審査結果発表および表彰式
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
2006年4月株式会社リクルートホールディングスに入社。2014年4月メディアテクノロジーラボ所長に就任。2015年4月リクルートのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyを設立、初代所長に就任。2017年3月デジタルセンセーション株式会社取締役COOに就任。2017年10月の合併を機に、現職就任。静岡大学客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員准教授。
イノベーション推進本部
共創デザインセンタ センタ長兼
オムロンベンチャーズ(株)代表取締役社長
オムロンのCVCの代表として、シリコンバレー、イスラエルなどでベンチャー投資を行うとともに、医療のイノベーションのエコシステムを発展させることを目指して、アカデミアなどでも様々な活動に従事。 一橋大学経済学部卒、ペンシルベニア大学ウォートン校MBA、東京女子医科大学早稲田大学共同大学院共同先端生命医科学専攻修了博士(生命医科学)、スタンフォード大学バイオデザインプログラムファカルティフェロー
ITコンサルティングファーム、ベンチャー等を経て、2009年にシグマクシスに参画。食、ヘルスケアを切り口に、身体的/精神的/社会的健康に貢献するサービスなど、多数の新規事業開発に従事。人生100年時代を見据え、心豊かな社会作りに寄与することを自らのミッションに掲げる、食を通じた健康、コミュニティ、関係人口作りのエキスパート。
1998年、帝人株式会社(現 帝人ファーマ株式会社)に入社し、10年間、医療機器分野で海外ベンチャーとの協業、研究開発、臨床試験、薬機申請等の専門業務に従事。その後6年間の米国駐在を含めた10年間、国内外の有望企業の発掘、新規事業企画・開発に従事。これまでの経験を活かして日本を元気にすべく、2018年5月より損保ジャパンに入社、2020年4月より新設された現職で新規事業創出に従事。
大阪府出身。2015年京都大学大学院 農学研究科 食品生物科学専攻 修士課程修了。同年大正製薬株式会社入社。セルフメディケーション開発研究所にて毛髪科学研究(薬理・生物系)に従事。2019年11月にフロンティア・ リサーチ・センターに異動、新規事業開発を担当。
1979年京都大学工学部卒、大日本印刷入社。生産技術研究所で制御技術の開発に従事した後、1998年DNPグラフィカ宇都宮工場を竣工し、取締役工場長、2002年ICカード製造のテータテクノ社長、2009年研究開発センター長を経て、2010年執行役員、2014年常務執行役員に就任。現在、ABセンター第3本部(ライフサイエンス)及び同センターICT事業開発本部を担当、新規事業開発を推進。
大手化学メーカー、ヘルスケアメーカーを経て、現在DIC(株)で大手企業内での新事業立ち上げに奮闘中。ベースはポリマーサイエンス。大手化学メーカーで親水性樹脂、ウレタン樹脂の構造制御研究を経て、数々の機能性化学製品を開発。当時最年少で年間ベスト発明賞を受賞。ヘルスケアメーカーでは、基盤技術であった食品用カプセル技術を用いて、医薬、食品、産業用と幅広い新規事業を企画。特に高分子材料×微生物、食品材料×フェロモン等異分野の技術を組み合わせたソリューション創出。新事業を立ち上げながら既存事業の事業運営にも携わる。
科学技術戦略担当
東京大学大学院理学系研究科化学専攻修士課程を修了後、1989年に日本たばこ産業(株)に入社。味・匂い等の化学感覚に関する研究に従事し、1995年よりMonell化学感覚研究所Visiting Scientistとして2年間の留学を経験。帰国後D-spec(においの少ないたばこ製品)の技術開発に取り組み、同技術は20銘柄余りの製品に搭載された。その後R&D企画部長、製品開発技術部長、たばこ中央研究所所長を経て2019年より現職。博士(人間科学)。
オープンイノベーション推進室 室長
2001年入社後、金融機関様、JA系統様向けシステムのエンジニアとして、大規模ミッションクリティカルシステムの開発に従事。近年は新規事業開発への取組みから、2018年より現職。スタートアップやVCとの事業連携、CVCキャナルベンチャーズの主管等を担当し、オープンイノベーション推進の責任者として、社会課題解決を目指す新規事業開発に取り組む。
ファイナリスト
寝ている人の体温と呼吸を計測し、睡眠時無呼吸症候群を感知するとともに、体が動かせない人でも快適な睡眠環境を整えられるような布団内空調システムを開発し、全ての人々に安心で質の高い睡眠環境を届ける。
独自開発の全方位サーモグラフィ”Rabbit vision” を用いて、プライバシーに配慮しながら高齢者を突然の事故・病気から守る。見守りで得られた睡眠と活動のデータを活用して健康な暮らしを実現する。
寝ている人の体動を非接触かつ高精度で把握できる特許技術を開発。睡眠中の体動情報を健康関連情報等と関連させる他、ロボット等のデバイスを制御。様々なケア現場に関連する課題解決を目指したモノ作りに挑む。
人が指先でどこかに触れた際に、安定して立つ・歩くことができる「ライトタッチ現象」をウェアラブルデバイスで世界で初めて再現しました。この原理で転倒リスクを見える化する健診技術で、転倒事故ゼロを目指します。
- 最優秀賞
- オムロン賞
- 日本ユニシス賞
アフォーダンスを用いた嚥下機能回復用マウスピースを軸とした独自製品を開発。口腔デバイスのセンサで、これまで取得できなかった口腔データを収集。オンラインクリニックを通し、地域格差のない新たな医療を創る。
着用することで、周囲にある障害物と落差までの距離・存在する方向・大きさが正確に判る機能等を有する“RtF グラス”を開発・普及させ、視覚障がい者の事故を激減させ、QOLの飛躍的な向上を達成する。
- JT賞
食習慣改善サポートをオンラインで提供する。ユーザーの性格特性やライフスタイル及びバイタルデータに基づいた、個々に最適な食事指導をマンツーマンで提供することにより、生活習慣病を予防・改善につなげる。
- DNP賞
認知症専門の介護施設運営の中で培った会話技術を反映した認知症患者向けコミュニケーションロボットを開発する。介護者の負担を軽減するとともに、会話情報のデータ取得を行い認知症早期発見や患者ケアにつなげる。
- Taisho FRC賞
- DIC賞
医療保険やセラピストの不足から、家での日常的なリハビリが推奨されているが、場所や知識の不足から継続が困難である。その課題を、家庭で楽しみながらできるMRリハビリコンテンツで解決する。
- SOMPOホールディングス賞
市販の義足の99%以上は動力を持たない「受動式義足」であり、身体的負荷が大きく、下肢切断者は生活上の様々な制約を受けている。低負荷・低価格の高機能義足を開発し、人々のモビリティ・QOL向上を目指す。
- エクサウィザーズ賞
上肢切断者の正中神経には感覚神経と運動神経が混在している。これを神経誘導技術で分けて接続することで、触覚を有しながら、自分の意思で動かすことができる高性能義手の開発を目指す。
認知症の約70%を占めるアルツハイマー病を、保険臨床用MRIで発症前に検出する認知症検診を実現する。認知症発症抑制も視野に入れたスポーツジムなどとの連携を介して、多次元的な展開を見据える。