第5回ディープテックグランプリは2017年9月9日(土)に開催され、
盛況のうちに終了しました、ご来場、ありがとうございました。
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第5回ディープテックグランプリ」は、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2017年3月1日〜2017年7月14日
応募方法
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
3月1日(水)エントリー開始
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
7月1日(土)キックオフ
ウェブサイト( https://techplanter.com/entry/ )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
7月14日(金)1次選考:書類審査
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
8月上旬 ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
9月 テックプランデモデー(最終選考会)
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
9月9日(土)ディープテックグランプリ
ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能などを主な対象としたファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第5回ディープテックグランプリ |
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場 所 | 日本ユニシス本社 〒135-8560 東京都江東区豊洲1-1-1 |
開催日時 | 2017年9月9日(土)13:00-19:00 (懇親会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
当日のタイムライン
12:30〜13:00 開場
13:00〜13:30 主催者あいさつ
13:30〜14:30 最終選考プレゼン(Presenter①〜④)
14:30〜14:40 休憩
14:40〜15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤〜⑧)
15:40〜15:50 休憩
15:50〜16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨〜⑫)
16:50〜17:50 審査時間・ライトニングトーク
17:50〜19:00 審査結果発表および表彰式
19:10〜20:30 懇親会
審査員
大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナ技術顧問など、多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。
2002年東京大学大学院農学生命科学研究科博士後期課程修了。博士(農学)。同年JT中央研究所へ研究職として入社。研究技術員→専門研究員→開発研究員として研究開発に没頭。2009年R&D企画部人財開発へ異動。2013年人事部採用担当を経て2015年経営企画部(現職)。2016年株式会社グローカリンクのカタライザーも務める。
東京大学で博士(工学)取得。学部の医工連携講座で免疫センサを研究。大学院では生産技術研究所でFANUC株式会社と電動式粉末成形プレスの共同開発。スウェーデン王立工科大学留学を経験し、理化学研究所で高速切削加工研究に従事。株式会社本田技術研究所基礎技術研究センターでは、セラミクス成形、3D加工、MEMSといった様々な生産技術の研究を推進した。2016年4月よりヤンマーに入社し、オープンイノベーション推進を担当した後、2017年4月より現職。
研究開発センター長 MEMSセンター長
1982年上智大学大学院理工学研究科(応用化学専攻)修了、大日本印刷株式会社入社。中央研究所にて、ディスプレイの開発に従事。91年から4年間ドイツのデュッセルドルフ駐在員事務所長。帰国後、98年ディスプレイ技術研究所長、2010年ディスプレイ製品事業部副事業部長、11年研究開発・事業化推進本部長に就任。現在、研究開発センター長MEMSセンター長及び研究開発・事業化推進本部長を兼務。14年より、山形大学客員教授。
1986年京都大学工学研究科石油化学専攻修了後、三井石油化学工業(現 三井化学)へ入社。1993年同大学より博士(工学)取得。専門は有機合成化学、触媒化学。生産技術研究所GLを経て2016年4月より現職。
入社後、商社の国際資金管理、工場の生産性管理などのアイディアモックアップ作成を通じて、業務とアーキテクチャの両面からITを捉えるようになり、スーパーコンピュータや超並列機の提案・導入を実現後、PLM分野のプロダクトマネージャを経て経営企画に従事。既存事業とイノベーションのシナジー創出に取組み後、サッカーくじの活性化事業などを経て、金融、製造部門を担当。
大学卒業後、三菱化学(株)にてプラスチック、機能性高分子、印刷材料、ディスプレイ材料などの技術・製品開発に従事。2006年米国ダウコーニング社に入社、グローバルインダストリーディレクターとしてLED産業向けシリコーン事業を統括。セールス・マーケティング・R&Dのチームを率いて世界各地の顧客と共同開発を推進し、新製品を数多く立ち上げてきた。2015年からはオムロン(株)にて、特に新技術の探索と導入の観点からオープンイノベーションを推進。
大阪府出身。技術経営博士。1998年光洋精工株式会社(現:株式会社ジェイテクト)入社。電動パワーステアリングの設計・知財戦略を担当。2003年サントリー株式会社入社。知的財産部にて、生産設備・包材・ビールの知財戦略を担当。2015年より現職。基盤研究分野のオープンイノベーションを推進。
大学卒業後、大手カード会社に入社し、国内初のミニマムペイメントカードを開発。その後、大手金融持株会社にて、カード会社、およびカード事業のBPO会社の設立、事業再生、ネット銀行における大型提携やM&A(事業承継)等を手掛ける。2013年に江崎グリコに入社、経営企画室を経て、システム子会社代表取締役に就任。グループ会社の合併におけるシステム統合、国内外の大手ベンダーとAI (人工知能)等の最新IT技術のビジネス活用を他社に先駆け実証実験を重ね、ビジネス導入を図るなど、ITによる事業変革を推進している。
1985年、新日本製鐵株式会社に入社。エンジニアリング事業本部において、製鉄プラント等のEPC(設計・調達・工事)プロジェクトを中心に、電計・制御エンジニアリング業務を担当。2011年から業務プロセス改革(IT)部長、2013年から制御システム技術部長を経て、2017年4月より技術本部技術開発研究所長(現職)。
1955年福岡生まれ。1981年九州大学大学院農学研究科醗酵化学専攻修了。同年サントリー株式会社中央研究所入社。2007年ロート製薬株式会社入社、同執行役員。研究開発本部長を経て、2010年より取締役研究開発本部長に就任。2017年より現職。
事業開発統括部 統括部長
1986年、THK株式会社入社。技術本部において新製品の開発を担当し、新規市場向けの複数の新製品を市場へ投入した。2009年よりクリエイティブ・プロデューサー職として、会社の将来につながる事業展開を創造する職務を担当。主に航空機業界への参入を企画し、複数のプロジェクトを立ち上げた。2014年より事業開発統括部長として、複数の新規分野への事業展開・推進を統括。
兼 マーケティング本部 イノベーション部 基幹職
1992年 大阪大学 基礎工学部 物理系物性学分野 博士前期課程を修了後、川崎重工業株式会社に入社。技術開発本部に所属し、新製品・新技術の研究開発に従事。2003年 X線材料分析にて博士(工学)を取得。2017年より企画業務に従事するとともにマーケティング本部 イノベーション部を兼任。
最終選考会出場チーム
プロダクト・建築・伸縮可能なエレクトロニクス
人工的に幾何形状を加工することで弾性特性・変形特性が制御された物質は「力学的メタマテリアル」と呼ばれている。我々は力学的メタマテリアルを設計・製造するための情報技術を確立し、プロダクト・建築・伸縮する電子回路それぞれに応用する。
- DNP賞
- 川崎重工賞
IoTプラットフォームの開発
当社は世界中の太陽光発電設備に向けて太陽光発電所の発電効率監視及び安全性向上のためのIoTソリューションを提供し、20年~30年という長期間にわたる発電所収益の安定化を実現させます。
ヘルスケアプラットフォーム
手首に装着するウェアラブルデバイスと無圧迫・無侵襲による血圧測定技術から、世界初の血圧常時測定を可能にする。血圧に加えて、体温・脈拍数・呼吸数・心電図・血中酸素濃度の6つの生体情報と活動量を常時測定することで、今まで以上に精緻な健康状態の把握が可能になる。
- ロート賞
(Everywhere Touch Sensor)
第2 の脳と言われる触覚は人の全身に存在するが、この社会実装は他の五感センサーに比べて遅れている。高感度、大面積かつ低価格な触覚センサー実現のため極細ピエゾ電線を織り込んだ布を開発、生活や生産活動のあらゆる場所へ「触覚」の導入を可能にする。
瞳孔径を非接触で計測。明暗反応、呼吸・脈拍の影響を除去した瞳孔径と表情の動きを同期し解析。人間の深層心理を数値化する。瞳孔は人間の最も原始的な生体反応。瞳孔は嘘を付けない。
- J T 賞
- 川崎重工賞
- 三井化学賞サントリー
遠隔医療 x IoTで基礎医療水準の向上を実現
簡易な超音波スキャナー(エコー)を途上国で普及させ、読影教育支援を行う。集積した疾患の画像データベースを公開し、全世界で読影スキル向上により、基礎医療水準の底上げとエコー普及を実現する。自動診断できるエコーは一家に一台時代となる。
- グリコ賞
三次元積層型IC(集積回路)は、従来のIC に比較して高性能化、高機能化できるが、製造コストが従来のIC に比べて高いため、一部のメモリ、イメージセンサ以外、市場参入できていない。各種各様なアプリーケーションに使われる3D-ICを安く作る集積化技術を開発する。
- THK賞
運転技能定量化市場の開拓
実車を運転した際の技能をAI が自動評価する運転技量評価システムを自動車教習所と宮崎大学等が共同開発した。初心者から高齢者まで、誰もがいつでも自分の運転を改善でき、末長く安全に運転できる社会を目指す。
- 最優秀賞
- ヤンマー賞
- オムロン賞
脳波による意思伝達装置「ニューロコミュニケーター」を開発中。既存の装置は残存運動機能に頼るため、最重度の運動機能障がい者の使用は極めて困難であったが、本装置では念じるだけで意思伝達が可能となる。感性評価や認知機能検査などへも応用可能。
- 日本ユニシス賞
とも快適な生活を送れる社会の実現
生物に着想を得た「スマートサーフェス= 環境に応じ変形する表面」を開発。 本技術により障害の有無、身長差など個々人の違いに応じ機能を変える製品が生まれる。この技術で目指すべき「誰もが意識せずとも快適な生活を送れる社会」を実現する。
火力・原子力発電プラントや化学合成プロセスなどの分野において、プラント性能に大きな影響を及ぼす原料成分や各プロセスの濃度・温度分布、排出物・廃棄物のリアルタイム成分分析を実現する、知的レーザ計測機器の開発により工業界に革新を創出します。
圧電センサで未来を変える!
圧電ゾルゲル複合体とスプレーコーティング技術、自動化技術を駆使して、様々な形状や性質の圧電素子作成技術を開発。この圧電素子は高品質な音響特性を持ち、高温耐性・フレキシブルといった特徴を持つ。世界のあらゆるところにセンサをつけることを目指す。
- 新日鉄住金エンジニアリング賞