Demo Day
9月7日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第7回ディープテックグランプリ」は、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
→ディープテックグランプリ
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2019年3月1日〜2019年7月12日
応募方法
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(金)
ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
キックオフ 大阪6月23日(日)、東京 6月30日(日)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
1次選考:書類審査 7月13日(土)〜
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
テックプランデモデー(最終選考会) 9月
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
ディープテックグランプリ 9月7日(土)
ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能などを主な対象としたファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第7回ディープテックグランプリ |
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場 所 | 日本ユニシス株式会社 (東京都江東区豊洲1-1-1) |
開催日時 | 2019年9月7日(土)13:00-19:00 (交流会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、プロフェッショナルパートナー、スーパーファクトリーグループ、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
当日のタイムライン
13:00-13:30 開会・主催者挨拶
13:30-14:30 最終選考プレゼン①~④
14:30-14:45 休憩
14:45-15:45 最終選考プレゼン⑤~⑧
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 最終選考プレゼン⑨~⑫
17:00-17:50 審査時間・スポットパートナー紹介・ライトニングトーク
17:50-19:00 審査結果発表および表彰式
19:00-19:10 写真撮影
19:10-20:30 交流会
審査員
大学院在学中に理工系大学生・大学院生のみでリバネスを設立。日本初「最先端科学の出前実験教室」をビジネス化。大学・地域に眠る経営資源や技術を組み合せて新事業のタネを生み出す「知識製造業」を営み、世界の知を集めるインフラ「知識プラットフォーム」を通じて、200以上のプロジェクトを進行させる。ユーグレナ技術顧問など、多数のベンチャー企業の立ち上げにも携わるイノベーター。
1980年入社。2002年に執行役員就任。2005年から3年間CIOを勤めた後、事業部門責任者として最前線の営業・SEの指揮を執る。2011年に代表取締役専務執行役員に就任。2012年からCMOとしてマーケティングの機能の強化を図る。2016年4月、代表取締役社長CEO/CHOに就任。
次世代事業開発室担当
1986年北海道大学大学院工学研究科原子工学博士課程終了後、同研究科にて助手として勤務。その後、日産自動車(株)宇宙航空事業部勤務を経て、1992年三井東圧化学(株)(現三井化学(株))に入社。マテリアルサイエンス研究所GL、複合技術開発部長、新材料研究センター長を歴任。2012年より新規事業創出を担当する環境・エネルギー事業推進室長、次世代事業開発室長を経て、2017年より常務執行役員・研究開発本部長。日本応用物理学会員、米国真空協会員、日本化学会副会長。
1986年、新日本製鐵株式会社(現日本製鉄株式会社)に入社。エンジニアリング事業本部において製鉄・エネルギー・環境プラント分野のEPC(設計・調達・工事)プロジェクト及び新規事業・商品開発を担当。2010年から環境プラント計画技術部長およびプロジェクト部長を担当し、2018年新日鉄住金エンジニアリング㈱執行役員北九州技術センター副所長を経て、2019年より現職。
1982年岡山県生まれ。早稲田大学大学院経営管理研究科修了。2008年小橋工業株式会社入社。2016年同社代表取締役社長に就任。1910年創業以来、農業機械メーカーとして培ってきた知識や技術を礎に、スタートアップ企業と共創することで、地球規模の課題解決につながるイノベーションの創出に取り組む。世界初、水田あぜ塗り技術を応用したミドリムシ培養プールの建設に成功。耕作放置地を活用した国産バイオジェット燃料事業の実用化を目指す。
1986年横浜国立大学安全工学科卒、同年4月株式会社荏原製作所に入社。カスタムポンプの技術部門から現在の精密・電子事業の営業部門を経て米国子会社に赴任。その後、主に海外営業及びマーケティングを担当し、精密・電子事業カンパニーの要職を経験する。2016年精密・電子事業カンパニープレジデントに就任。2019年より現職。
1993年安田火災海上保険(現:損害保険ジャパン日本興亜)入社。損害保険商品等の営業部門に配属後、対外広報・経理・持株会社の企画など複数の内勤部門を経たうえで、グループ内会社にてヘルスケア事業に従事。その後、人事・秘書を経て2019年より現職。先端科学技術を起点とした新規事業開発に取り組む。
研究開発センター長
MEMSセンター長
1989年慶応義塾大学理工学部卒、大日本印刷入社。ミクロ製品事業部にてエレクトロニクス製品の検査装置の開発・導入に従事した後、2000年からカラーフィルター部門の工場設計・運営に従事し、2011年堺工場製造本部長就任、2014年ファインオプトロニクス事業部第2開発本部長、2016年同事業部第1製造本部長(フォトマスク)、2017年から研究開発センター長を経て2018年より現職。
宮城県気仙沼市出身。1981年サントリー株式会社入社。1992年食品研究所勤務。缶コーヒー「BOSS」を開発。1996年食品事業部研究所室長を経て、2003年同部飲料商品開発研究部長。2004年に緑茶飲料「伊右衛門」を開発。2007年著書「缶コーヒー職人」出版。2010年サントリーホールディングス社執行役員食品海外商品開発担当に就任。入社以来、飲料事業を最大事業に成長させるまでに邁進。現職にて基盤研究推進を担う。
1985年4月株式会社立石ライフサイエンス研究所(現オムロン ヘルスケア株式会社)入社、オムロン ヘルスケア株式会社代表取締役社長を経て、現在はオムロンのCTO 兼 技術・知財本部長、執行役員専務、代表取締役を務める。
1977年日本興業銀行 (現株式会社みずほ銀行)入行、ニューヨーク支店勤務等を経て、2002年直線運動ベアリング世界トップシェアのTHK株式会社に入社。総経理として中国 無錫工場を立ち上げたのち、THK本社にて生産副本部長、フランス現地法人THKManufacturing of Europe S.A.S代表取締役社長を歴任。2012年取締役副社長に就任し、特にロボット、免震装置、医療、新エネルギー等の新規分野への展開に力を入れている。
1983年京都大学情報工学修士課程修了、トヨタ自動車入社。以来一貫して技術系ITの企画、構築に携わる。途中米国スタンフォード大学機械工学科に留学しMS取得。2008年エンジニアリングIT部長。2014年トヨタシステムズの前身会社に出向、現在専務取締役CTOとしてAIや画像処理関連プロジェクトをリード。特種情報処理技術者、第一級アマチュア無線技士。趣味は語学、水泳、ピアノ、電子工作など。兵庫県出身。
エクスプローリンググループマネージャー
1998年三菱電機株式会社入社。入社後、液晶TVや三菱電機を代表するオーロラビジョンに搭載される画像処理LSIの開発に従事。2015年より現職、ベンチャー企業とのオープンイノベーションを推進。コミュニケーターとして、ベンチャー企業とのマッチングによる既存事業の強化や企業内の知財を活用した事業機会の創出に注力。
ファイナリスト
AI・IoTなどにより深刻化する電子機器の熱問題を解決する。AlNウィスカーを用いることにより、従来に比べて少ない添加量て゛熱伝導の向上を達成し、樹脂の特性(軽い、柔軟なと゛)を維持した高機能かつ高い熱伝導樹脂部材を実現できる。
- 最優秀賞
- 三井化学賞
- 損保ジャパン日本興亜賞
世界最小(190x180x50mm)・最軽量(約180g)の産業用ドローンを用い、GPSが届かない屋内空間(煙突内、プラント内、天井裏等)の点検・計測を人に代わりに行い、従来の作業コストの大幅な削減・作業効率向上に貢献する。
- 三菱電機賞
電気・光学特性などに素晴らしい特性を示し、多くの分野での応用が見込まれるグラフェン。各種基板への直接成膜を実現する「マイクロ波プラズマCVD技術」でグラフェンを安価に大量製造し、環境調和と高性能を両立させるエレクトロニクスデバイスを創る。
100年変化のないガス流通業界に、「軽量・コンパクト・スマート」なガス容器CubiTanを導入し、未来志向型のガスサプライチェーンを構築する。
- 日本ユニシス賞
- サントリー賞
- 特別賞
【代表】 谷 紳一
機体ありきでアプリケーション開発を行うのではなく、目的・用途に応じた最適なドローンを機体、エンジンから開発している。一例となる3時間飛行可能なエンジン発電機つきハイブリッドドローンは、物流、災害対策、農業などでの実践的利用を加速する。
人手不足の解決策としてロボットの導入が叫ばれているが、システム全体のコストが高すぎる。そのため、設備稼働率が低く、最も人手不足に苦しむ中小企業への導入が進んでいない。そこで、中小企業でも費用対効果が見込まれる低価格の協働ロボットを提供する。
AI普及の最大の問題は、デジタル回路による並列計算に依存するゆえのエネルギー消費の大きさにある。我々は計算の不要なニューロモフィックデバイスを提唱しており、現在の最先端のGPUで構成するAIに対して約1万分の1の超低消費電力を実現する。
- オムロン賞
- トヨタシステム賞
近未来のモノづくり産業への貢献を目的として、独自開発した3つの接合技術を提案する。異種金属の接合、デリケートな構造物の精密接合、更には金属と樹脂の高強度接合を実現し、短時間、多数個連続など量産に適した技術をより安価に提供する。
- 小橋工業賞
- 荏原製作所賞
近年、水素キャリアとして、あるいは直接燃焼させる燃料としてアンモニアが注目されている。本テーマは水と窒素からアンモニアを電気化学的に合成する装置を開発するもので、実用化すれば、世界のエネルギーに大きな変革を起こしうる。
マイクロテクスチャ技術は、金属部品への超高硬度化、耐腐食性、超撥水性等、従来の技術では不可能だった機能性表面加工を実現する画期的な技術です。 金型の長寿命化、耐腐食性、超撥水性や超親水性等の機能性の付与、コスト低減等の金型技術を提供します。
- THK賞
引張・圧縮等の変形を色の変化として可視化するゴムフィルムを開発した。極薄・柔軟で、貼れば応力やひずみの空間分布を目視できる。表面は医療・食品分野でも使用される素材で、身体に直接貼り付けることも可能。力・ひずみセンサー等への応用が期待される。
- 日鉄エンジニアリング賞
現在、印刷技術による全固体電池の作製と、それを可能にする固体電解質の開発が期待されている。我々は独自に開発したイオン伝導性分子結晶に関する知見を活用し、印刷技術に適用可能な新規固体電解質を開発する。
- DNP賞