― 2020年 ―
お知らせ
趣旨と目的
KUMAMOTO TECH PLANTER(熊本テックプランター)は、熊本県・株式会社肥後銀行・国立大学法人熊本大学・一般社団法人熊本県工業連合会・株式会社リバネスの5者が組織する「熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム」によって運営しています。地域の自然環境や技術、農林水産品、文化などの地域資源を、科学技術に基づいて最大限に活用した自然共生型産業などの創出に向けて、次世代技術と情熱をもって熊本から世界を変えようとするチームを発掘・育成することを目的とし、「第5回熊本テックプラングランプリ」を開催します。
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年5月22日(金)
応募方法
ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp)にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞…1件
企業賞 …数件を予定
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアム構成機関
2020年度パートナー
所在地・面談場所
熊本大学 くまもと地方産業創生センター ベンチャー支援室
(熊本大学黒髪南キャンパスマップ86番の建物の1階です。)
株式会社リバネス (担当:重永、河嶋)
電話:03-5227-4198 FAX:03-5227-4199 Mail:[email protected]
※面談は熊本県内での直接訪問や、オンライン(Skype、Hangout、whereby 等)でも行う予定です。
応募からの流れ
3月1日(日)エントリー開始
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
3月下旬〜4月中旬 説明会
株式会社リバネスが、エントリーチームに向けて、説明会を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
5月1日(金)キックオフ
株式会社リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)等が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
5月22日(金) エントリー締め切り
5月22日までに提出された内容にもとづき、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、希望者には応募内容に対するフィードバックを行います。
6月下旬 ファイナリスト決定
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
7月18日(土)第5回熊本テックプラングランプリ 最終選考会
熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業からなる審査員に対して、7分間のプレゼンテーションおよび7分間の質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業に加えて、地元企業や大学の方々も参加します。審査終了後、表彰式を行います。
グランプリ概要
グランプリ名 | 熊本テックプラングランプリ |
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場 所 | 肥後銀行本店 |
開催日時 | 2020年7月18日(土)13:00-18:30 (懇親会 19:00-20:30) |
参加対象 | セミクローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、熊本県次世代ベンチャー創出支援コンソーシアムおよびパートナー企業、地元企業や大学の方々) |
当日のタイムライン(予定)
13:00-13:05 主催者挨拶
13:05-13:10 趣旨説明
13:10-13:15 審査員紹介
13:15-14:15 最終選考プレゼン(第1部)4チーム(15分間×4チーム)
14:15-14:25 休憩(ブース展示)
14:25-15:25 最終選考プレゼン(第2部)4チーム(15分間×4チーム)
15:25-15:35 休憩(ブース展示)
15:35-16:35 最終選考プレゼン(第3部)4チーム(15分間×4チーム)
16:35-16:45 休憩
16:45-17:50 審査・特別講演・ライトニングトーク
17:50-18:10 表彰式
18:10-18:20 講評(審査員)
18:20-18:25 閉会の挨拶
18:25-18:30 記念撮影
18:30-19:00 懇親会場へ移動
19:00-20:30 懇親会
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
慶應大学経済学部卒業後、民間金融機関を経て、1992年に熊本県庁へ入庁。企画振興部交通政策・情報局交通政策課長、交通政策・情報局長、商工観光労働部総括審議員兼政策審議監兼商工政策課長などを経て、2020年4月より現職。
1990年肥後銀行入行。2011年より須屋支店長、本店営業部法人営業室長、宮地支店長を歴任し、2018年4月個人営業部長、2020年1月地域振興部長に就任。現在に至る。
1978年 大阪大学工学部助手に着任後、宇都宮大学工学部講師、助教授を経て、1988年に熊本大学工学部助教授に着任。1993年に教授となり、2006年4月から2008年3月まで熊本大学大学院自然科学研究科長を務めた。2015年4月に熊本大学理事・副学長となり、現在に至る。
1980年鹿児島大学大学院工学研究科修士課程修了後、松下電器産業株式会社(現Panasonic)に入社し、エアコン等のコンプレッサー開発に携わる。1986年に株式会社オジックテクノロジーズに入社、管理部長を経て、1989年より同社代表取締役社長に就任。2017年より一般社団法人熊本県工業連合会代表理事会長に就任し、現在に至る。
兼 オムロンベンチャーズ株式会社 代表取締役社長
オムロンのCVCの代表として、シリコンバレー、イスラエルなどでベンチャー投資を行うとともに、医療のイノベーションのエコシステムを発展させることを目指して、アカデミアなどでも様々な活動に従事。一橋大学経済学部卒、ペンシルベニア大学ウォートン校MBA、東京女子医科大学早稲田大学共同大学院共同先端生命医科学専攻修了博士(生命医科学)、スタンフォード大学バイオデザインプログラムファカルティフェロー。
入社後、地域金融機関様、JA系統機関様へのSIの営業として、基幹系システムを中心に業務系ソリューションの拡販に従事。近年は、社会課題の解決を目的に創設されたスマートタウン戦略本部の責任者として、地域・企業と連携し、生活者中心のオープンイノベーションでの社会課題解決に向けたビジネスエコシステム創出に取り組む。
東京大学理学部化学科卒。博士(理学)九州大学。財団法人化学及血清療法研究所(化血研) 研究開発部にて、主に遺伝子組換え技術を利用した医薬品の研究開発を経て、2015年より現職。現在は研究開発テーマの企画・推進・管理業務に従事。2018年7月これまでの化血研から現KMバイオロジクスへ転籍。
1973年、熊本県生まれ。兵庫県立大学理学部卒業後、外資系製薬メーカーの営業を経て、リバテープ製薬株式会社技術開発部に入社し、2005年、日本初のキット消毒剤にて第三回日本ものづくり大賞九州経済産業局長賞受賞。2013年トイメディカル株式会社設立。医療機器の開発を行いながら、2017年熊本大学と世界初の塩分吸着サプリメントを開発し、製品化する。2017年度熊本テックプラングランプリあつまるホールディングス賞、2017年度アグリテックグランプリ吉野家賞受賞。
1986年、明治大学商学部卒業後、株式会社西日本銀行(現 株式会社西日本シティ銀行)に入行。1992年、富田薬品株式会社に入社後、1995年より取締役 経理部長に就任。2007年に専務取締役管理本部長に就任後、2018年迄の11年間、管理本部長として、会社基盤の強化、コンプライアンス等の業務を担う。2018年7月より、現職である代表取締役専務L&S本部長(ロジスティクス&システム) 兼 新規事業開発担当に就任。
1980年、前身である九州不二サッシ(株)資材生産部に技術職として入社。アルミニウム展伸材の押出技術開発に従事し、アルミニウムの伸管引抜技術を開発。その後もアルミニウムの新合金を開発するなど、今に至るまで“開発”に携わる。近年では、アルミニウム合金に代わる実用軽金属として、マグネシウム合金の開発責任者として開発の第一線を走る。2016年に開発主体の技術本部を立ち上げ、初代技術本部長に就く。現在、技術本部の担当役員として、研究開発と商品開発の両方を指南する。経営的な視点で、次の世代を支える技術者の育成にも注力する。 技術研究者。
山鹿市鍋田出身。1973(昭和48)年12月14日生まれ、46歳。鹿本高校-熊本大学院法学部卒、熊本大学大学院法学研究科修了。同院在学中の1999(平成11)年、同社の前身瀬口工務店入社、翌年代表取締役社長に就任。以来、古い住宅業界の常識に挑み続け、様々な革命を起こす。2014年に経産省の「ダイバーシティ経営企業100選」を受賞。2015年には「福岡証券取引所Q-Board」へ株式上場し、さらに2019年には「東京証券取引所マザーズ」へ重複上場を果たす。また2018年4月には事業多角化を目指す一環として、株式会社Lib Workへ社名変更を行った。
1973年、宮崎県延岡市島浦町生まれ。熊本大学工学部材料開発工学科卒業後、東京のさく井工事会社で現場監督や営業を担当。2005年に土壌汚染対策事業を専門に行うベンチャー企業に勤務(同社ではIPOを経験)。2016年に再春館安心安全研究所へ入社。入社2年目で取締役所長に就任し、現在に至る。スローガンである「熊本から全国へ」「お客様の安心・安全な暮らしの一助になるために」を忠実に実行できるよう日々業務に取り組んでいる。
最終選考会ファイナリスト
癌患者の血液の中には癌の原発巣から剥離した癌細胞がわずかに混入していることが知られている。このわずかな癌細胞を効果的かつ高速に検出することが可能なデバイスを開発した。本デバイスを用いることによって、健康診断時に採血するだけで癌の有無を診断することが可能になる。
我々はこれまでにトマトの葉茎由来のトマチンなどを用いた界面活性剤の利用とその化学的効能について検討してきた。その抗腫瘍活性・抗菌効果・抗コレステロールなどのマルチな薬効について検討し、植物由来の界面活性剤の製品化を目指す。
インスリンは血糖維持に必要なホルモンであり、糖尿病ではその不足により皮下注射が必要になる。その患者負担を軽減する経口摂取可能なインスリン様作用成分を我々は海苔由来成分から抽出することに成功している。今後インスリン作用成分として活用されることで、糖尿病の予防と治療に貢献したい。
認知症の約70%を占めるアルツハイマー病を、保険臨床用MRIで発症前に検出可能にする技術を開発し、予防を目的としたMRIによる認知症検診を実現する。このテーマの先には、認知症発症抑制も視野に入れたスポーツジムなどとの連携を介して、多次元的な展開を見据える。
ナノメートルレベルで物理的に材料を除去でき、加工面の微視的・化学的・物理的損傷が僅少となる除去加工技術と、3Dプリンティングや半導体フォトマスク工程をハイブリッド化した表面パターニング技術により、さまざまな材料の3次元曲面に微細な幾何学的形状を加工する「3-dSupremeテクノロジー」を提案する。
民生素子を利用した高放射線耐性電子機器開発を目指す。現在、福島第一原子力発電所内で活動可能なロボット開発が試みられている。ロボットに搭載する耐放射線性の高い電子機器は、価格、容積、重量、汎用性などの問題で開発に制約を与えている。この問題を解決することを目的とする。
住宅は年々老朽化するが、修繕すべき箇所や現在の状態を定量化する方法はほとんどない。そこで、住宅のひずみや揺れといった物理情報を測定し、その家の状態を定量的に判断できるセンサーを開発する。本センサーにより、使用者に安心・安全な空間を提供することを目指す。
自動運転車が『ショールーム』『レストラン』『病院』など様々なモビリティサービスを提供する、100年に一度の大改革を実現するために、本事業では、様々な企業と連携し、従来の交流のコンセントから脱却した、新たなモビリティ専用の直流配電プラットフォームの構築を目指す。
環境汚染物質の一つである揮発性有機化合物(VOC)はシックハウス症候群の重篤化を引き起こし、さらに無害化過程で大量の二酸化炭素を放出するため地球温暖化を促進させる(日本の総排出量は67万トン!)。本提案は健康被害とCO2排出抑制を同時に達成する低コストVOC分解技術を提案する。
昆虫を活用した減農薬農業を支援。なす、きゅうり、トマト等果菜類生産で使用する殺虫剤の代替として虫を利用。日本に土着の有用昆虫を、当社開発技術により、増殖・収穫・精製し、カップ詰めして生産者圃場に販売する。生産者の健康を守り、労力削減と環境保全を実現、持続的農業を強力に推進する。
次世代光源として期待されている有機ELパネルが未だ普及していない要因の一つは、現在主流の多層デバイス構造が引き起こす高コスト問題である。これを解決するために、材料コストの削減および製造プロセスの簡略化が可能な低層デバイスの実現に必須である、バイポーラ性有機半導体材料の開発を行う。