Demo Day
12月15日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第2回メドテックグランプリKOBE」は、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
医療関係のリアルテック領域(創薬、医療機器、再生医療、ヘルスケア、研究ツール等)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人に設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2019年3月1日〜2019年7月12日
応募方法
ウェブサイト( https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(金)
ウェブサイト(https://id.lne.st/pre_regist?s=tp )にてメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
キックオフ 大阪6月23日(日)、東京 6月30日(日)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチーム(エントリー先着順にて定員に達し次第〆切)が集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
1次選考:書類審査 7月13日(土)〜
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、ダイヤモンドパートナーとの事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
テックプランデモデー(最終選考会) 9月→台風19号の為延期→12月15日(決定)
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業のエグゼクティブが審査員つとめ、7分間のプレゼンテーションおよび質疑応答を行います。最終選考会はセミクローズドにて開催し、出場者およびパートナー企業のみが参加します。審査終了後、表彰式を行います。
マッチング支援期間
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第2回メドテックグランプリKOBE |
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主 催 | 主催 神戸市、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構、株式会社リバネス |
場 所 | 神戸臨床研究情報センター(TRI)(兵庫県神戸市中央区港島南町1丁目5-4 ) |
開催日時 | 2019年12月15日(日)13:00-19:00 (交流会 19:10-20:30) |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、ライトニングトーク参加者、ダイヤモンドパートナー、経営支援パートナー、スポットパートナー、プロフェッショナルパートナー、スーパーファクトリーグループ、アカデミアの研究者、学生) |
スポットパートナー
協和キリン株式会社、大正製薬株式会社、大鵬イノベーションズ合同会社、日本たばこ産業株式会社、オムロン株式会社、協和発酵バイオ株式会社、シスメックス株式会社、大日本住友製薬株式会社、バイエル薬品株式会社、P&Gイノベーション合同会社
当日のタイムライン
13:00-13:30 開会・主催者挨拶
13:30-14:30 最終選考プレゼン①~④
14:30-14:45 休憩
14:45-15:45 最終選考プレゼン⑤~⑧
15:45-16:00 休憩
16:00-17:00 最終選考プレゼン⑨~⑫
17:00-17:50 審査時間・スポットパートナー紹介・ライトニングトーク
17:50-19:00 審査結果発表および表彰式
19:00-19:10 写真撮影
19:10-20:30 交流会
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
旧厚生省入省後、外務省経済局、国立医薬品食品衛生研究所医薬品医療機器審査センター、医薬品副作用被害救済・研究振興調査機構、欧州医薬品審査庁(EMEA)、独立行政法人医薬品医療機器総合機構(PMDA)等の勤務を経て、厚生労働省医薬食品局審査管理課長、PMDA上席審議役、国立がん研究センター研究支援センター副センター長等を歴任し現職。
1985年日本ユニシス(株)入社後、主に国鉄・JR東日本様、東京電力様の営業及びコンサルティングを担当し、2012年経営企画部長を経て2016年に現職就任。現職では、地域創生担当として地域課題解決ビジネスエコシステムの創造及びお客様と共に新規事業創造プログラムのファシリテータにも従事。
ディレクター
京都薬科大学卒業、薬剤師。慶應義塾大学大学院経営管理研究科MDP終了。1982年にロート製薬に入社し、製品部、商品企画部を中心に商品開発&マーケティング畑を歩み、1997年~1998年に米国クーパービジョン社出向を経てロート製薬のコンタクト事業を立ち上げる。その後、研究開発本部副本部長に就任し、若手研究者のアイデアから新規事業を加速化する「企画推進道場」を立ち上げるなど、社内イノベーションの推進者でもある。2015年よりマーケティング本部長に就任。 2017年より現職。
1990年三井東圧化学入社。新規機能性高分子の事業化研究に従事後、知的財産部にて特許(出願、他社対策等)、技術情報に係る契約、新製品開発に係る助言等の業務を担当。2002年から医薬ケミカルズ事業室にて医薬中間体・C&T原料の新製品開発を担当後、再び知的財産部にて実務と全社知財戦略策定に従事。2012年から次世代事業開発を担当。 現在、次世代事業開発室副室長兼メディカルソリューション事業開発リーダー。
北海道生まれ。1997年北海道大学工学部衛生工学科卒、同年株式会社荏原製作所入社。エンジニアリング事業本部の水処理プラント設計部門にて国内外の水処理プラント設計業務に携わる。2007年から技術・研究開発統括部技術企画室にてコーポレート研究開発に関する企画・管理業務を担当。2010年から大学等とのオープンイノベーションを推進。2017年より現職。
1998年、帝人株式会社(現 帝人ファーマ株式会社)に入社し、10年間、医療機器分野で海外ベンチャーとの協業、臨床試験も含む研究開発、薬事承認等の専門業務に従事。その後、6年間の米国駐在を含めた10年間、新規事業分野で国内外の有望ベンチャーの発掘、契約交渉、新規事業企画、事業開発に従事。これまでの経験を活かして日本を元気にすべく、2018年5月より、現職で新規事業創出に従事。
コンバーティング製品研究開発本部第3部 部長
1993年早稲田大学大学院理工学研究科応用化学専攻修了。同年大日本印刷(株)入社。新規印刷システム材料、プラズマディスプレイパネル部材の開発を担当。2005年米国技術駐在員、2009年に帰国後、本社研究開発・事業化推進本部を経て、2010年より研究開発センターにて再生医療周辺製品の開発に従事、2014年より現職。
大阪大学薬学部、大阪大学大学院卒、薬学博士。1992年サントリー株式会社生物医学研究所入社。2005年アスビオファーマ株式会社(現:第一三共株式会社)転籍。大学院卒業後、中枢神経薬理評価に従事し、医薬品の非臨床から臨床試験を担当する。2015年サントリーグローバルイノベーションセンター入社。現在は、健康食品研究開発の基盤研究を推進。
協和発酵工業入社後、抗体医薬の研究開発における第一人者として活躍。2003年には、自らが開発した抗体医薬関連の技術導出のため、米国BioWa社を設立、社長に就任して会社運営を担った。協和発酵キリン発足後は開発本部長として数多くの製品開発を指揮、2012年に代表取締役社長に就任し、自身が創製・開発に関わった各製品の上市を果たすとともに、国内外大手製薬企業との提携や英国でのM&Aも実現。2018年代表取締役会長、2019年取締役会長に就任。現在に至る。
1997年大阪大学理学研究科修士課程修了。同年大正製薬株式 会社入社。医薬研究所にて新規標的探索、代謝性疾患領域の薬理研究に従事。2016年より創薬技術探索フプロジェクトを兼任し、新規モダリティ探索を担当。2019年1月にフロンティア・ リサーチ・センターに異動、新規事業開発を推進。
2003年に大鵬薬品に入社し、創薬研究に従事。その後、創薬企画部門に在籍し、シーズ探索や創薬基盤構築のため大学やベンチャー企業との共同研究の推進、アーリーステージアセットの導入評価、ポートフォリオ戦略の策定をリード。15年にRemiges Ventures(独立系VC)に出向し、米国ボストンを拠点に創薬ベンチャー投資を担当。投資先の米国ベンチャー企業の取締役を務める。19年7月より現職。静岡県立大学大学院修了(薬学博士)。鹿児島県出身。
京都大学薬学部卒,同薬学研究科 修士,東北大学 博士(農学)。1997年 JTに医薬総合研究所 生物研究所 研究員として入社。糖・脂質代謝領域,免疫・炎症領域,ウイルス領域などの非臨床薬理研究を担当(国内・海外のアカデミア,ベンチャー企業との共同研究を含む)。2012年より生物研究所グループリーダー,2016年より現職。
ファイナリスト
北大発の独自技術であるHUNS001は、自家幹細胞製品を脳梗塞周辺部に直接投与することで、品質、有効性、安全性、経済性を高いレベルでバランスさせている。現在、第1相治験が終了間近であり、第2相以降の条件・期限付き承認を目指す。
- 荏原製作所賞
- DNP賞
PODiRシステムは、外来タンパク質を使わずにオリゴ核酸のみで標的遺伝子の特定部位の欠失・挿入するゲノム編集技術である。我々はこれにより先行技術が抱えるオフターゲットリスク、編集選択性、デリバリーの課題を解決し、新たな医薬品の開発を目指す。
- 神戸医療産業都市賞
中分子創薬は次世代の創薬技術として注目を集めている。我々は独自の最先端有機合成技術により 環状ペプチドライブラリによる新規シード化合物の探索、難合成長鎖ペプチドの精密合成を可能にした。これにより新たな価値をもつ革新的中分子創薬に挑む。
生体内組織形成術(iBTA)では、鋳型を皮下に埋込むだけで、コラーゲンからなる自分専用の人工血管を形成することができ、既に臨床でも応用されている。現在、厚生労働省の先駆け審査指定を受け、下肢用を最優先に、透析用としても実用化を目指している。
- 三井化学賞
点眼薬はコンプライアンスが悪く、点眼の使用状況を医療機関が患者の自己申告ではなく客観的に把握することが非常に重要である。モーションセンサーとAIを用いた点眼瓶センサーを開発し、点眼状況把握、点眼動作指導の2つの方向から医療費の削減を目指す。
精神疾患発症危険状態(ARMS)において発見された尿中の複数マーカーの測定・分析により、メンタルストレスの数値化を行うことで、精神疾患の発症リスクを事前に検知し、予防へ繋ぐ世界初の尿検査によるストレスチェックサービスを開発する。
- 損保ジャパン日本興亜賞
弊社開発の「外力や熱を加えないナノ化プロセス」は、難溶性製剤を分解や変性を起こさず水にナノ化分散させることができる。この技術により製剤の吸収が劇的に向上するほか、注射剤、吸入剤、パップ剤への展開が可能となり、既成製剤の多様化にも寄与する。
- サントリー賞
乳がん検診の世界標準であるX線マンモグラフィは、高濃度乳房において有効性がないことが指摘されている。我々が世界で初めて開発に成功したマイクロ波マンモグラフィはこの問題を解決し、乳がんによって命を落とす人がいない社会を実現する。
- 大鵬薬品賞
TearExo法は、世界初の化学ナノ加工技術を用いることで、検出試薬なしの簡便で高い操作性を実現し、微量な涙液等からエクソソームを超高感度で検出できる。これにより、自分でも採取可能な涙を用いて、乳がん検知サービスを実現する。
- 最優秀賞
- ロート賞
- 日本ユニシス賞
FDA認可された2つの物質と薬剤を水中で混合するだけで、薬剤を包含した自己組織化ナノシートが得られることを世界で初めて発見した。生体組織に付着し時間をかけて分解しつつ薬剤を徐放する特性を利用して持続的薬剤徐放が必要な疾患の治療に応用する。
癌遺伝子RASからつくられるタンパク質を狙った癌治療薬の開発は世界中で行われているが、うまくいっていない。我々はタンパク質ではなくmRNAの四重らせん構造を狙った世界初の分子標的型光線力学療法を開発し、癌の局所的かつ低侵襲な治療法の実現を目指す。
世界保健機関は、抗生物質などが効かない薬剤耐性菌をリストアップし、対策を取らなければ2050年にはこれに起因する世界の死者数が1000万人にのぼると報告した。我々は、新しい抗菌性高分子ドレッシング材の開発と10年以内の製品化を目指す。