― 2020年 ―
Demo Day
10月10日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
対象
「第3回メドテックグランプリKOBE」では、医療関係のリアルテック領域(創薬、医療機器、再生医療、ヘルスケア、研究ツール等)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方を対象とします。
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年7月10日(金)
応募方法
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(日)
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
1次選考:書類審査 7月14日(火)〜
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
キックオフ 東京 7月23日(木祝)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチームが集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
メドテックグランプリKOBE 10月10日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第3回メドテックグランプリKOBE |
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主 催 | 主催 神戸市、公益財団法人神戸医療産業都市推進機構、株式会社リバネス |
場 所 | 神戸大学先端融合研究環統合研究拠点コンベンションホール(〒650-0047 兵庫県神戸市中央区港島南町7-1-48) |
開催日時 | 2020年10月10日(土)13:00-19:10 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、プロフェッショナルサポーター) |
当日のタイムライン
12:30~13:00 開場
13:00~13:30 主催者あいさつ
13:30~14:30 最終選考プレゼン(Presenter①~④)
14:30~14:45 休憩
14:41~15:45 最終選考プレゼン(Presenter⑤~⑧)
15:45~16:00 休憩
16:00~17:00 最終選考プレゼン(Presenter⑨~⑫)
17:00~18:00 審査時間
18:00~19:00 審査結果発表および表彰式
19:10~20:00 Startup Creative Labツアー・自由交流
審査員
東京薬科大学大学院薬学研究科博士課程修了、博士(薬学)、薬剤師。リバネス創業メンバー。博士課程を修了後、北里大学理学部生物科学科助教および講師、京都大学大学院医学研究科助教を経て、2015年8月より慶應義塾大学特任准教授に就任(兼務)。2018年4月より熊本大学薬学部先端薬学教授も兼任。研究開発を行いながら、大学・研究機関との共同研究事業の立ち上げや研究所設立の支援等を担っている。
統括監
厚生労働省入省後、福岡県庁、英国医療技術評価機構(NICE)、内閣官房新型インフルエンザ等対策室、京都大学iPS細胞研究所等への出向後、厚生労働省医薬・生活衛生局医薬安全対策課での勤務を経て現職。
神戸医療産業都市推進機構
アドバイザー
外資、内資の医療機器企業で主に臨床、薬事、保険などの開発、ガバメントアフェアーズの仕事に携わる。 現在は神奈川県立保健福祉大学大学院ヘルスイノベーション研究科に教授として勤務。 専門はヘルスケアテクノロジーに関する規制、製品開発、ビジネス開発、保険政策、医療政策。企業在職中に中医協医療機器部会専門委員、費用対効果部会専門委員などを務める。
2006年4月株式会社リクルートホールディングスに入社。2014年4月メディアテクノロジーラボ所長に就任。2015年4月リクルートのAI研究所であるRecruit Institute of Technologyを設立、初代所長に就任。2017年3月デジタルセンセーション株式会社取締役COOに就任。2017年10月の合併を機に、現職就任。静岡大学客員教授、東京大学未来ビジョン研究センター客員准教授。
グループ長
1997年協和発酵工業入社。新規標的探索に従事。東京大学医科学研究所中村研での研究を経て、バイオインフォマティックスを活用した新規がん抗原探索に取り組む。ダナ・ファーバー癌研究所留学を経て、腫瘍と免疫の接点での探索研究に従事。2008年臨床開発部門に異動後は、がん/血液領域で国内外での初期から適応拡大までの開発プロジェクトをリード。2018年研究開発企画部に異動し、途中オープンイノベーション部兼務を経て現在に至る。
LSビジネスユニットCOO兼CTO
1983年大阪大学大学院卒業。1987年シスメックスの前身・東亞医用電子株式会社に入社後、2009年執行役員 中央研究所長などを経て、2018年より取締役 専務執行役員 LSビジネスユニット COO兼 CTO(現職)。CTOとしてシスメックスの研究開発をリードする傍ら、医療用ロボットの開発を手がける㈱メディカロイド社長を兼任。
大阪大学大学院薬学研究科卒 臨床薬学博士。1991年に武田薬品に入社。医薬開発本部にて主に糖尿病薬の開発に従事。薬事承認取得後、2001年より癌、感染症、消化器、自己免疫疾患等、様々なグローバル研究開発プロジェクトを担当。その間、英国駐在を経験。2009年、本社事業戦略部にて、企業買収、新規事業部設立等、全社的なプロジェクトを多数経験。2012年よりグローバルワクチン事業部にて、バイオベンチャー買収等、数多くの事業開発案件を担当。その間、2年半にわたり米国駐在。2020年4月より現職。
大正製薬に入社後、リード探索研究室に配属され、ハイスループットスクリーニングの評価系構築に携わった。その後、創薬薬理研究室において、主に代謝性疾患の遺伝子レベルから動物まで幅広く薬理試験を担当した。そして、創薬情報調査や医薬事業企画での開発品導入活動を経て、フロンティア・リサーチ・センター設立とともに現職。現部署では主に再生医療や遺伝子治療を含む先進医療にフォーカスし活動中。
戦略企画室 室長
1990年入社後、旅行業界、新聞業界のシステムエンジニアとして、大手企業のシステムインテグレーションに従事。ICカード・RFIDなどを活用したビジネス企画開発に取組み、業種を横断する商品・サービスの商品企画を担当。2017年より、コーポレートマーケティングの強化・推進の責任者として取組み、戦略的な新しい事業領域の発掘、エコシステムでのサービス創出・ビジネスデザインに取組むチームを率いる。
センター長
青山学院大学大学院理工学研究科修了(理学博士・化学専攻)。三井製薬工業(当時)に入社後、経営統合後、日本シエーリングにて、米国子会社バーレックス・バイオサイエンスに出向し、循環器研究部、免疫研究部に所属。バイエル薬品との経営統合後、神戸リサーチセンター再生医療研究本部主幹研究員、開発本部プロジェクトマネジメント循環器領域マネジャー、メディカルアフェアーズプライマリーケア部長などを経て、2014年6月にオープンイノベーションセンターのセンター長に就任。
2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当して現在に至る。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養を中心とした技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学で博士(農学)、2019年に北里大学で博士(医学)の学位取得。現在は、理化学研究所の微細藻類生産制御技術研究チームの研究責任者、マレーシア工科大学の客員教授、東北大学の特任教授を兼任。
チーフヘルスオフィサー(CHO)
製品開発戦略本部
エクゼクティブデザイナー(本部長)
新Vロートやリセ等、点眼薬の開発や妊娠検査薬・排卵日検査薬の開発・啓蒙に携わり、女性の悩みに答える検査薬市場を開拓。その後Obagiの導入・開発を通じて機能性化粧品分野も新規開拓してきた。ロートの全商品に込められた想いを店頭やお客様に届ける学術部門及びプロダクトマーケティング部を経て、2020年より長期的な開発目標を考える戦略本部長に就任。
ファイナリスト
私達は20年以上にわたる研究で、脳の神経幹細胞の増加を促す経口薬候補を発見しました。既に動物実験で神経の再生効果が確認できているこの薬を上市し、幹細胞移植だけによらない脳の再生医療の実現を目指します。
- 神戸医療産業都市賞
認知症と診断された段階から薬を飲んでも、脳機能を回復することは難しいため、予防薬が重要である。認知機能の改善効果と安全性を高める薬の組み合わせを見出しており、経鼻投与によってさらなる相乗効果を目指す。
感染症の新薬やワクチン開発では、薬効を評価するウイルス感染細胞の入手ができず研究が進まないことがある。iPS細胞からウイルスが増えやすい血球細胞を作製し、世界に供給することで感染症研究を加速させる。
これまで主観評価に頼っていた痛みの評価を、脳波の解析により客観的に数値で評価できる医療機器開発を進めている。手術後の急性疼痛コントロールからはじめ、将来的に痛み治療の世界標準の実現を目指す。
- Taisho FRC賞
胎児心拍データを完全デジタル化する小型デバイスにより、胎児の健康状態のリモートモニタリングを実現する。これにより、医師不足の地域でも遠隔で妊婦健診を受けられる周産期遠隔医療プラットフォームを目指す。
- 日本ユニシス賞
小型脳波計を使って睡眠脳波を解析し、うつ病診断補助プログラムを開発する。45000例以上の健常者のデータを保有しており、うつ病というバイオマーカーがない領域において新たな指標を作り出すことを目指す。
- SOMPOホールディングス賞
通常顕微鏡の透過光観察画 像から、蛍光標識等の実験 作業なしに非侵襲で瞬時に、 精細な蛍光画像を生成できる「細胞の見える化技術」を開発した。本技術により、創薬・再生医療分野の研究開発のボトルネックを解消する。
意識障害時、脳波のみで検出される非けいれん性てんかん発作(NCS)が起こり、小児では重い後遺症が残ることがある。脳波解析によってNCSを感度良く検出・警告するプログラムを開発し、こどもの脳を守る。
- エクサウィザーズ賞
我々が発見した迅速な赤血球造血亢進に関わるエピジェネティクス制御関連酵素の知見に基づき、世界的に患者数の多い貧血の治療薬候補のスクリーニング系を確立した。現在、この系を基盤に創薬開発目指している。
世界で毎年1,000万件以上感染が発生し24万人が亡くなるカテーテル関連尿路感染症(CAUTI)を予防するため、既存の尿道カテーテルに接続することで、原因菌の体内への侵入を防ぐデバイスを開発する。
既存の血液透析治療は大量の水を必要とし、インフラ依存度が高い。インフラが不十分な途上国や被災地でも透析を続けられる血液透析デバイスの実現に向けて、尿毒素を選択的・効率的に吸着する材料の開発を行う。
- 最優秀賞
- KYOWA KIRIN賞
乳房再建手術を考える女性に幸せな人生を提供するため、乳房再建・豊胸手術市場で世界初の人工脂肪の実用化を目指す。 生体内で分解吸収され自家脂肪に置換される低侵襲・整容的にも優れた人工脂肪の開発を行う。
- ロート賞