― 2020年 ―
Demo Day
10月24日
趣旨と目的
大学や研究機関、企業の研究所では科学技術の「種」が生まれていますが、実用化に向けて芽を出すまでに大変な努力を要します。リバネスならびにパートナー企業によって開催する「テックプランター」は、これを発掘し、ビジネスまで芽吹かせるプランターとしての役割を担うことを目的としたプログラムです。「第4回マリンテックグランプリ」は、リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、エネルギー等)の技術シーズと起業家の発掘育成を目的としたビジネスプランコンテストです。
→マリンテックグランプリ
対象
リアルテック領域(ものづくり、ロボティクス、モビリティ、IoT、人工知能、素材、バイオ、医療、ヘルスケア、食、農業、海洋開発、資源、環境、エネルギーなど)の技術シーズをもとに世界を変えたい、世の中をよくしたいという構想を持ち、創業あるいは新事業展開の意志がある方
※個人、チームどちらでの参加もOK。法人設立前もOK。既に法人になっている場合でも設立年数の制限なし。
募集期間
2020年3月1日(日)〜2020年7月10日(金)
応募方法
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。
審査基準
リバネスおよびダイヤモンドパートナー企業によって構成される審査員により、以下の各項目により審査します。
1. 新規性 2. 実現可能性 3. 世界を変えそうか 4. パッション
表彰
最優秀賞
(賞金30万円+事業投資500万円を受ける権利)1件
企業賞
(賞金20万円)10件程度を予定
主催
株式会社リバネス
応募からの流れ
エントリー開始 3月1日(日)
こちらからメンバー登録のうえ、webフォームへの記入を行なって応募してください。また、エントリーへの決意を促し、書類作成のコツを教える説明会を大学単位、個別に開催しています。お気軽にお問い合わせください。
1次選考:書類審査 7月14日(火)〜
リバネスおよびパートナー企業によって構成される審査員により、書類審査を行います。チーム、技術、パッション、将来構想などについての情報をwebフォームおよび動画にて提出していただきます。申請者全員に、審査結果をお知らせするとともに、応募内容に対するフィードバックを行います。また、プレゼンテーション審査に向けた個別面談(オンラインも可)を希望者に対して実施します。
キックオフ 東京 7月23日(木祝)
リバネスおよびパートナー企業、エントリーチームが集まり、交流を行います。互いに事業相談および連携先開拓を行うことが可能です。なお、当日の参加有無や内容は審査には関係しません。
ファイナリスト決定 8月上旬
書類審査を通過した希望者に対し、最終選考会に向けたプレゼンテーションのブラッシュアップを目的とした面談を実施します。また、パートナー企業との事業相談や連携先開拓を目的とした面談を設定可能です。
マリンテックグランプリ 10月24日(土)
書類審査を通過したファイナリスト12チームについてプレゼンテーション審査を実施します。
マッチング支援期間 10月〜
デモデー終了後も継続してベンチャーとリバネスの連絡窓口はオープンにしており、事業化に向けたディスカッションが可能です。法人化するところから、試作開発、資金調達、研究開発などの幅広い立ち上げ期の課題に対応しています。また、ベンチャーとパートナー企業の協業マッチングも盛んになり、事業開発の支援を行っています。
超異分野学会 リアルテックベンチャーオブザイヤー表彰式 3月
2014年以降テックプランターに参加したすべてのエントリーチームの中から、「これから成長しそうなスタートアップ企業」を選出し、表彰式を行います。表彰式にはパートナー企業や様々な分野の研究者、町工場、ベンチャー支援機関、自治体などが集まり、デモデーからの進捗を知らせるとともに、事業連携の機会を見つけることができます。
昨年の様子
グランプリ概要
グランプリ名 | 第4回マリンテックグランプリ |
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主 催 | 株式会社リバネス |
場 所 | HANEDA INNOVATION CITY Zone K 2F(〒144-0041 東京都大田区羽田空港1-1-4) |
開催日時 | 2020年10月24日(土)13:00-19:00 |
参加対象 | クローズド・事前登録制にて開催(ファイナリスト、パートナー企業、プロフェッショナルサポーター) |
後援 | 大田区・公益財団法人大田区産業振興協会 |
当日のタイムライン
12:30~13:00 開場
13:00~13:30 主催者あいさつ
13:30~14:30 最終選考プレゼン(Presenter①~④)
14:30~14:40 休憩
14:40~15:40 最終選考プレゼン(Presenter⑤~⑧)
15:40~15:50 休憩
15:50~16:50 最終選考プレゼン(Presenter⑨~⑫)
16:50~17:50 審査時間
17:50~19:00 審査結果発表および表彰式
審査員
設立時からリバネスに参画し、教材開発事業やアグリ事業の立ち上げを行う。大学院修了後は東京大学教員として研究活動を続ける一方でリバネスの研究所を立ち上げ、研究開発事業の基盤を構築した。さらに独自の研究助成「リバネス研究費」のビジネスモデルを考案し、産業界・アカデミア・教育界を巻き込んだオープンイノベーション・プロジェクトを数多く仕掛ける。2010年より代表取締役に就任。
養殖事業推進プロジェクトマネージャー
2001年荏原グループ入社。入社以来、人事労務・企画業務にて幅広い領域に従事。主にシステム導入含む業務改革プロジェクトに参画。関係会社への出向経験多数。海が抱える社会課題解決を志し、2019年公募により養殖事業推進プロジェクトに参画。
1977年岡山県生まれ。2000年小橋工業株式会社入社。同社開発部に配属以来、オートあぜ塗り機ガイアを始め、耕耘爪やローターなどの農業機械の新商品開発に従事、60件以上の特許出願と意匠登録に関わるなど、開発の中核を担う。Co-Creation Lab Tokyo所長を経て、2020年7月からはKOBASHI ROBOTICS株式会社ものづくり支援部部長に就任。ベンチャー・研究者等と連携した新規事業開発や試作・量産支援を主導している。
スマートシップ戦略チームリーダー
2001年早稲田大学政治経済学部卒、同年三菱重工業株式会社へ入社。2007年商船三井へ入社後、LNG船事業、自動車船事業、グループ会社の経営管理等に従事。2018年から現部署にて自律運航船やXR技術活用といった船舶のICT推進に取り組むとともに、地球の面積の7割を占める海を舞台にワクワクする物流イノベーションを起こすべく、社外との共創や革新的な技術・アイデアの開拓に取り組む。
1969年東京生まれ、早稲田大学商学部卒。コンサルティング 業界(アンダーセンコンサルティング、A.Tカーニー)にて約7 年情報通信関連ベンチャー企業(フォーバルテレコム、サイボウズ、フィードパス)約12年の経験を経て、2011年代表を務めていたフィードパスのヤフーによる買収を機にヤフーに入社。新規事業企画、M&A、グループ会社管理等を担当後、2015年10月ツネイシホールディングス入社、2016年1月より執行役員として経営企画部門を担当(現任)同年4月CVC子会社 のツネイシキャピタル(現ツネイシキャピタルパートナーズ)を設立、代表取締役社長就任(現任)ベンチャー投資事業及ひ゛グループ全体のM&A等による新規事業開発を担当。
技術総括部長
1972年生まれ。1997年京都大学大学院工学研究科修了。同年新日本製鐵(現日本製鉄)入社。エンジニアリング事業本部において、廃棄物処理設備のプロセス及び設備開発を担当。2012年よりバイオマス燃料製造の技術開発及び事業化に取り組んだのち、2020年より現職。
1999年東京大学農学生命科学研究科卒。同年日本水産株式会社入社。入社後、中央研究所にて、水産物の加工技術開発、水産物由来の機能性原料開発、養殖飼料開発などに従事。2014年より現職。養殖を含めた水産事業のオープンイノベーションによる課題解決に取り組む。
オープンイノベーション推進室 室長
2001年入社後、金融機関様、JA系統様向けシステムのエンジニアとして、大規模ミッションクリティカルシステムの開発に従事。近年は新規事業開発への取組みから、2018年より現職。スタートアップやVCとの事業連携、CVCキャナルベンチャーズの主管等を担当し、オープンイノベーション推進の責任者として、社会課題解決を目指す新規事業開発に取り組む。
事業創造室長
1995年株式会社フォーカスシステムズに入社。システム開発SE、IT基盤のSEを経てマネージャーとして従事後、営業責任者に就任し主要なお客様との協業や事業計画の立案および提案を行いITサービス事業の推進をしている。現在、事業創造室の室長を兼務し、スタートアップ企業や大学の研究室と関係を構築し新たな事業を創造する活動に従事。直近では、VR/AIの研究開発を行う新会社の設立や名古屋工業大学と共同研究、ドローンを活用する事業の創造に従事。
2005年東京大学在学中に株式会社ユーグレナの設立に携わり、共同創業者の一人として研究開発の責任者を担当して現在に至る。微細藻類の一種であるユーグレナの大量培養を中心とした技術開発を中心に手掛ける。2016年に東京大学で博士(農学)、2019年に北里大学で博士(医学)の学位取得。現在は、理化学研究所の微細藻類生産制御技術研究チームの研究責任者、マレーシア工科大学の客員教授、東北大学の特任教授を兼任。
ファイナリスト
眼科専門医が非専門医へ的確なアドバイスを行うための、スマホ接続型のポータブル診察機器と専用アプリを開発。医師同士のコミュニケーションを助け、離島住民や洋上船員にも適切な医療を届け、目の健康を守る。
磯焼け問題で海の厄介者となったウニを独自の専用飼料と陸上畜養技術を駆使し、約10週間の飼育期間で地域特産品の高級ウニに変え、環境保護、漁業者支援、地方創生を同時に叶える循環型ビジネスを行う。
- 荏原製作所賞
マリンナノファイバーはカニの廃殻由来の新素材「キチンナノファイバー」を製造販売する鳥取大学発のベンチャー企業である。肌に塗ってよし、食べてよし、畑に撒いてよし、の驚くほど幅広い機能が特徴である。
- 日鉄エンジニアリング賞
FRDジャパンが開発した閉鎖循環式陸上養殖システムでは、天然海水や地下水を使用せず、水道水を100%循環させながら水産養殖を行う。この技術を活用し「海に依存しない陸上養殖事業」の商業化を目指す。
離島間物流にドローンの活用が望まれているが、従来ドローンは飛行時間と積載量に課題を抱えている。当社は独自に無振動エンジンと、2時間の長時間飛行・60kgの積載量を可能にしたドローンを開発した。
- KOBASHI HOLDING賞
フジツボ等の付着生物による被害を、藍色LED光照射により防止する世界初のシステムを開発する。藍色光の生物付着抑制作用を発見、特許化した。今後、臨海施設や船舶等へ実装し、海洋産業の活性化に貢献したい。
マイクロ波送電技術の社会実装へ向けて、実証試験を加速する必要がある。洋上や離島の風力発電などであれば、直径数十mのアンテナを設置でき、本技術を活かせると考えている。
- フォーカスシステムズ賞
しなやかな管とバルブを組合せたConv.(昆布: Converter for Ocean Natural Vibration) systemを開発し、普遍的な海洋エネルギー源を利用する。臓器工学の知見を活かし、環境親和型変換技術を社会実装する。
- 日本ユニシス賞
人類最古の乗り物である船の形は、理論的に詳細に研究されてきた。現在、ビッグデータを用いた船の性能評価に注目が集まっている。もしかすると、船のあり方自体が大きく変わるかもしれない。
水産養殖の可能性に挑む本プロジェクトは、4つのコア技術(骨なし魚の養殖、高品質魚の養殖、環境に優しい養殖、低価格飼料)によって、養殖ビジネスをローカルに、グローバルに、そしてトータルにリードする。
定期的に地球を周回する人工衛星から、あらゆる場所を広域で、面的に計測した成果を活用し、新たな分野で、新たな価値を創造することを目指す。
ハリセンボンのトゲをヒントにした超撥水コーティング材料を開発。この超撥水材料を使うことで船底に空気の皮膜を作ることができ、流体抵抗を下げることが可能。海運からのCO2排出を削減するための切り札となる。
- 最優秀賞
- 商船三井賞
- ニッスイ賞